ドローンの成果発表会、今後の活用に向けて

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ドローンを操縦する参加者。様々な種類のドローンが畑の上空を飛び回った。
 ドローンソフトウェアの開発者育成や農業支援サービスなどを行う「ドローンジャパン」は7月21日、「ドローンソフトウェアエンジニア養成塾」の成果発表会を開催した。20〜60代の塾生8人が、システムを開発して制作したドローンのプレゼンテーションを行い、実際に外で操縦してみせた。デモンストレーションは馬越ゴルフコースや発地で行われ、ボート型や飛行機型のドローンを池の上などで動かした。



 神奈川県から訪れた三根清さんは「ドローンはスマホに使う部品が多く組み込まれ、IT機器と同じであることに関心をもった。今後はさまざまな産業分野に活かしていきたい」と話した。



 同塾はソフトウェア技術者を日本から輩出したいと3年前に開設。軽井沢でソフトウェアの開発をしているランディ・マッカイさんを塾長に、卒業生を約150人輩出。ランディさんは「東京からも近く、自然豊かで開けている土地が多い軽井沢はドローン開発に最適な場所。塾生たちが成長した姿を見ることができて嬉しい」と喜びをあらわした。



 ドローンジャパン代表取締役の勝俣喜一朗さんは年内に軽井沢で一般社団法人を設立して日本のドローンソフトウェア開発をサポートする方針だという。軽井沢でのドローンの活用法について、勝俣さんは「ドローンにカメラやセンサーを取り付けて農作物の生育調査などに活用できる。農業者とともに活用を広げていきたい」と期待している。

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