真夏日計9日も、朝晩は快適

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軽井沢発地市庭のレタス、キャベツ。午前中で売り切れることも多い。
 軽井沢の今年7月の平均気温は、1925年の統計開始以来2番目に高い21・9度で、平年値よりプラス2・4度だった。最高気温が30度を超える真夏日は計9日あり、「避暑に来たが、軽井沢も暑い」という東京の別荘客の声も耳にした。



エアコン需要増、農作物にも影響



 これまでエアコンを付けていなかった住宅などに、新設する動きが高まった。ヤマダ電機テックランド軽井沢店によると、エアコンの受注は例年を大きく上回っていて、8月2日時点で設置は一カ月待ちだという。



 暑さに加え、7月13〜27日の降水量が計1㍉だった影響もあり、キャベツ、レタスなどの野菜がなかなか大きくならず、農家の人にとってはやきもきする時間が続いた。発地市庭のキャベツは150円、レタスはサイズなどにより110〜160円(8月7日時点)と例年よりやや高め。発地の農家篠原静雄さんは「それでも我慢して価格は抑えている」と話した。



東京と気温差は



 今年7月中の軽井沢の真夏日(計9日)を対象に、朝6時、昼12時、夜24時の東京(千代田区)と軽井沢(追分)の気温を比べると、全ての日で昼より、朝と夜の方が気温差に開きがあった。7月中で軽井沢の一日の平均気温が最も高かった7月15日を例にみると、12時で東京32・8度、軽井沢29・3度と3・5度度だったが、6時は7・3度、24時は6・5度の開きがあった。



 観光業に携わる女性は「日帰りだと『軽井沢も暑かった』という印象しか残らないかもしれない。軽井沢の良さは泊まってこそわかる」と力を込めて語っていた。

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