訪問看護休止。再開は?

1906_news_kaigo.jpg
「軽井沢女性会」が渡した質問書は6月中に回答が出される。
 5月10日に軽井沢病院が運営する訪問看護ステーションが休止となり、高齢化社会を迎えているだけに住民の間には不安が広がっている。



 当初は正規職員、臨時職員の看護師6人態勢だったが、非正規職員の離職が続き、昨年4月には3人態勢に。今年3月には非正規一人が離職を申し出たため、国の基準(常勤で2・5人)を満たせず休止。現在は御代田町と小諸市のステーションが引き継いでいる。病院側は「募集はしているが、集まらない」と説明する。しかし、非正規でなく正規職員として働く意思を示していた非正規職員もいた。町側は「予算がないから」と受け入れることができなかったという。




 この問題に関して軽井沢女性会(世話人・小宮山洋子他)は「訪問看護ステーションへの予算配分が少なすぎ、正看護師を雇えないことが、今回の休止の背景にあるのではないか」と、5月20日、町長、病院事務長と面談し、今後どのように対応していくか、等の質問書を渡した。



 6月3日の町議会一般質問でもこの問題が取り上げられ、「訪問看護ステーション事業は特別予算に組まれているが、重要な事業であれば、一般会計から繰り入れ、スムーズに行えるようにしてはどうか」という声が議員からあがった。町側は「1日も早く職員態勢を整えて再開したい」と応えたが具体的な時期は示されなかった。

関連記事