園児・小学生へ、中学生へ、妊婦へ マスクの寄贈、続々

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 マスクの不足が続く中、町民らから寄贈の申し出が相次いでいる。



 軽井沢と東京で2拠点生活を送る、コンサルタント会社経営の富家博之さんは4月9日、町内の園児、小学生児童に向け、約1700枚の子ども用マスクを届けた。もともと付き合いのある香港のマスク製造会社から寄贈を受け、富家さんが橋渡しした形だ。富家さんは「私が住む軽井沢で、活用してもらえることは嬉しい」。



 制服販売などのトクアンドフレンズを経営する甲田順子さんは4月23日、中学生に向け、450枚のマスクを寄贈。綿を3枚縫い合わせたマスクはすべて、町内のスタッフによる手づくり。軽井沢在住の画家トニー鈴木さんのうさぎのキャラクターの刺繍も入れた。「スタッフも嬉しそうに作ってくれた」と甲田さん。



 「町内の妊婦さんに」と4月30日、1000枚のマスクを町へ贈ったのは、旧軽井沢にあるトリックアートミュージアム館長のミヤトヴィッチ享子さん。不安でいっぱいだった自身の妊娠経験を思い出し、「今の状況だと尚更。気にかけている人がいることを知ってほしかった」と話した。町からはそれぞれ寄贈者に感謝状が贈られている。

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