車ナンバー末尾で、買い物客分散 5千円分の商品券、全町民へ

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7月4日の旧軽井沢銀座。休業していたお店もオープンし、観光客も戻りつつある。
 6月19日以降、都道府県をまたぐ移動が全国的に緩和され、軽井沢町を訪れる観光客も徐々に増えてきている。



 旧軽井沢銀座の輸入洋品店のスタッフは7月4日、「出歩く人は増えているが、去年の同じ時期に比べたらまだまだ。外国人観光客がいないのは大きい」と話した。



 新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた事業者を支援しようと、町は町内施設で使える商品券を全町民に配布する。商品券は500円10枚綴り。7月1日時点で軽井沢町に住民基本台帳がある町民が対象。各家庭の世帯主へ、9月中に家族の人数分郵送する。使用期限は10月1日〜2021年1月31日。利用できる店舗は7〜8月に軽井沢町のホームページなどで公募する。



 商品券とは別に、町内の宿泊施設の利用が3000円割引きされるクーポン券も発行する。147施設で利用でき、先着順。8月1日以降の予約で、10月1日〜2021年1月31日までの宿泊者が対象。クーポン利用者はお土産店や飲食店で使える1000円割引券がもらえる。



 6月5日、町議会6月会議散会のあいさつで、藤巻町長は夏場のスーパーマーケットなど大型商業施設の混雑緩和に向け「軽井沢の新しいマナー」の実践を提案した。



 自動車のナンバーの末尾数が奇数なら奇数日に、偶数なら偶数日にお店を利用してもらうというもの。期間は7月1日から9月30日。強制ではなく、協力してもらえる人へのお願いという形だ。

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