レイアウトや住民対応を確認 コロナ禍の避難所開設訓練

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 軽井沢町は7月17日、災害の発生時に、新型コロナウイルスの感染を防止しながら避難所を設置、運営する訓練を行った。



 段ボール素材の仕切りやベッド、避難所専用テントを設置し、全体のレイアウトを確認。フェースシールドを装着した職員が、避難者役の町職員を検温。健康状態などを尋ね、誘導するまでの手順を実践した。感染者との濃厚接触者や、発熱の症状がある避難者への対応も確認した。



 事前に用意した健康チェックリストは、質問が18項目。一人に時間がかかり過ぎることから、最初の受付で質問する内容は、「2週間以内に感染拡大地域へ行ったか」「体調はどうか」「呼吸器疾患はあるか」の3つに絞るようその場で修正した。



 総務課防災係の担当者によると、コロナ禍では、密を避けるため避難所の収容人数が、半分ほどに制限されてしまう。人数を上回った場合、危険性がより高い地域の人を優先することがあるという。



 訓練は、指定避難所である風越総合体育館と町中央公民館の2カ所で行い、のべ50人の職員が参加した。

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