さよなら、あたらさん! 信濃追分駅舎の編集室が閉鎖に

2011_news_atara.JPG
追分節保存会の歌唱とともに、看板を下ろした那須さんとりんどうさん(中央)。
 しなの鉄道・信濃追分駅舎内の「あたらさん編集室」が10月25日に閉鎖され、15年の歴史に幕を閉じた。編集室の関係者や追分住民ら約50人が見守る中、編集者の那須由莉さんと、画家で夫のりんどう林蔵さんが、駅入口の看板を下ろした。



 那須さんは「暮しの手帖社」から依頼を受け2005年、別冊『あたらさん』の編集長に就任。信濃追分駅の駅長室を借り、編集室として使い始めた。別冊休刊後も夫と2人、周辺の花の手入れなどをしながら、駅舎での生活を続けた。70歳を過ぎ「体力があるうちに身の回りの片付けを」と、駅舎を離れることに。11月中に引越し作業を進め、今後はもともとあった追分の山荘と東京を行き来しながら生活する。



 那須さんは15年を振り返り「感無量です」。9月には、駅舎と高原の駅の風情を守り、後世に伝える活動を行う「可惜(あたら)会」を新たに発足。「横の繋がりを活かしながら、駅の魅力を発信していきたい」と話した。

関連記事