観光、文化面で交流促進 町と福井県が連携協定

 2024年春の北陸新幹線敦賀延伸を見すえ、軽井沢町と福井県が3月17日、連携協定を結んだ。観光や経済、文化、スポーツなどを通じ交流をはかり、相互の地域活性につなげる。福井県で水揚げされた海産物を、その日のうちに発地市庭で販売する計画などもある。

 3月20、21日には協定を記念し、福井県出身の旧海軍大佐八田裕二郎別荘で「越前・陶あかり展」を開催。マルや四角の穴があいた釣り鐘形の越前焼約500個で、別荘へつづく通路を照らした。見学に訪れた町長は「県と町の協定は珍しい。軽井沢にとって光栄なこと。色々な面で交流が生まれ、出合いが増えることは楽しみ」と話した。

 町内のホテル音羽ノ森や、くつかけステイ中軽井沢のレストランでは、福井県産食材を使ったメニューを提供。くつかけステイの福本啓太料理長は「福井県でしか知られていない、珍しい食材や食べ方がある。軽井沢でも伝えていきたい」と交流促進に期待を寄せた。

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八田別荘へ続く通路に、約500個の陶あかりが灯った。

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