地域一体となった観光再生に 観光協会が国の補助金 31億円を申請

 一般社団法人軽井沢観光協会が観光庁の補助金事業「地域一体となった観光地・観光産業の「再生・高付加価値化事業」に申請する準備を進めている。今年度の二次募集で申請予定で、申請金額は31億2千万円。同事業は地域一体となって観光産業の再生や価値をあげることを目指し、宿泊施設や観光施設などの改修、廃屋の撤去、DX化などを支援する。

 同協会によれば、今年の1月から3月までの間に、観光協会員約400件にメールで案内を送付し、宿泊施設31件、美術館や体験などの観光施設7件の計38施設から応募があった。施設や内容により異なるが、宿泊施設は補助上限額1億円で、補助率2分の1(条件により3分の2)、民間事業者の観光施設などは上限額2000万円、補助率2分の1となっている。

 担当者は「自己負担金も必要となるため、希望しても資金面で断念した事業者もあった。書類など準備に手間がかかるので、ぜひ採択されてほしい」と話している。6月中に観光庁に申請予定。

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