2007年12月○日 雪が降る寒い日、しだれ桜を掘り起こし、離山通りのホテル「ロンギングハウス」の庭へ運びました。樹齢50年以上と思われる大樹だけに、その根の大きいこと。運ぶには制限があるため、たくさん枝を切らなくてはならないのが気の毒でした。でもだいじょうぶ、きっと春にはまた枝が出てきて来年の春には美しい花を咲かせることでしょう。
2007年11月○日 軽井沢町役場から連絡があり、町としては1本も移植できないと言ってきました。結局、話しても理解してもらえず、その木も引き取ることを決めました。そして町へは、何月頃までに木を移動するという誓約書を提出しましたが、その時、担当の人が「その木をどうするのですか」と言うので、「しいある倶楽部では軽井沢の大切な木を保護し、理解して木の里親になって下さる方へ無料でお渡ししています。」と説明しました。しかし、木々の保護をボランティアで行うということなど信じられないという様子でした。
2007年10月○日 大賀ホール近くの並木が道路拡張のために伐採されるということを聞きました。町木に指定されているコブシや、シダレ桜の大木が4本も切られるというのです。 町へ「これを何とか残すようにできませんか、拡張するにしても並木を残して、その両脇を道路にしたら素敵な通りになりますよ」と提案しましたが、あっけなく断られました。 「町がこんな見事なコブシや山桜を切るなんて…」と思い、移植を町へ申し入れました。すると、町長はコブシと山桜の木の2本は町が保護すると約束してくれました。