しいある倶楽部 軽井沢の環境保護
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しいある倶楽部 活動報告
 
 2008年2月○日
厳寒の日、コブシの大木は大勢の人に見送られ、南軽井沢の発地へ運ばれました。「この時期では90%は難しいというけれど、何とか頑張って生き抜いてほしい」という、私たちの願いを込めてコブシは移植されました。その熱意は造園屋さんにも通じ、「何とか生かしたい!」と彼も熱意を込めて作業にあたってくれました。たとえ、だめだったとしてもこの木は幸せです。これだけ多くの人に助けられたのですから。
町木コブシの運命は?

 2008年1月○日
樹齢約70年の枝ぶりも立派なコブシの大木。町から引き取りましたが、この寒い時期の移動は木にとって大変な負担となります。
「今の時期に移すのでは生きる確率は低いのです。3月だったら必ず助かるから、それまで移植は待ってほしい」と町役場にお願いしましたが、「もう建設の期間は決まっているから」の一点張り。
「コブシは町木です。もう少し大切に生かそうとしてください」と言っても「そんなことを言っていたら仕事になりません」と担当者は聞き入れてくれません。

 2007年12月○日
雪が降る寒い日、しだれ桜を掘り起こし、離山通りのホテル「ロンギングハウス」の庭へ運びました。樹齢50年以上と思われる大樹だけに、その根の大きいこと。運ぶには制限があるため、たくさん枝を切らなくてはならないのが気の毒でした。でもだいじょうぶ、きっと春にはまた枝が出てきて来年の春には美しい花を咲かせることでしょう。

07年12月に、ロンギングハウスの庭へ移植したしだれ桜の木

 2007年11月○日
軽井沢町役場から連絡があり、町としては1本も移植できないと言ってきました。結局、話しても理解してもらえず、その木も引き取ることを決めました。そして町へは、何月頃までに木を移動するという誓約書を提出しましたが、その時、担当の人が「その木をどうするのですか」と言うので、「しいある倶楽部では軽井沢の大切な木を保護し、理解して木の里親になって下さる方へ無料でお渡ししています。」と説明しました。しかし、木々の保護をボランティアで行うということなど信じられないという様子でした。

道路拡張のために切られる山桜2本を移植

 2007年10月○日 
大賀ホール近くの並木が道路拡張のために伐採されるということを聞きました。町木に指定されているコブシや、シダレ桜の大木が4本も切られるというのです。
町へ「これを何とか残すようにできませんか、拡張するにしても並木を残して、その両脇を道路にしたら素敵な通りになりますよ」と提案しましたが、あっけなく断られました。
「町がこんな見事なコブシや山桜を切るなんて…」と思い、移植を町へ申し入れました。すると、町長はコブシと山桜の木の2本は町が保護すると約束してくれました。

   切られる予定だったしだれ桜
2007年9月○日
南軽井沢のMさんから「裏山の木が切られ、そのために今回の台風で崖崩れを起こしました。 見に来てください」という電話があり、駆けつけてみるとその凄まじい状況に驚きました。
Mさんの別荘のすぐ横にある山は無残にもえぐれて土砂や木々がなだれ落ち、コンクリートの電柱が折れて飛ばされていました。木々が伐採された山に登ってみると、途中、何箇所かが同じように崩れ落ちていました。「木の根が山を支えていますから、これだけたくさん木を切ったら、大雨や台風では崩れ落ちますよ」と説明しました。
Mさんは9月6日の台風のとき、崩れ落ちるのではないかと思い自主避難したのだそうです。
「木の伐採を許可したのは町役場なので、役場へ電話してみよう」とMさんはその場で町役場へ電話をかけました。電話に出た生活環境課の人は「そういうことは、農林課が担当です」と言うので農林課へかけると、「ここではなく、県の林務課です」と同じように応えます。県の林務課にもかけましたが、結局、担当者が不在でどうにもなりません。これではたらい回しではないでしょうか。伐採の許可を出したのが町役場なら、町役場がこのひどい状況を見に来るべきではないかとあきれてしまいました。
 2007年8月
海を守るボランティア活動を行っている米国スタンフォード大学教授の清水薫さんとその仲間たちがしいある倶楽部の活動を知り、メルシャン美術館で行われた妹の清水有紀さんのヴァイオリンコンサートの売上金の一部を寄付してくださいました。
今まで金銭的な協力はお断りしてきましたが、若い人たちからの「軽井沢の木々を守りたい」という気持ちを大切にしたいと思い、申し出を受けることにしました。
 2007年7月
大樹を中心に、軽井沢にとって 必要な木々を守るボランティア

「隣の人が『家を建てるので、お宅の木を切ってくれないか』と言っているが、切りたくないのでどうしたらいいでしょう」
という相談がありました。
建築家が「屋根の上に枝がかかり、屋根を傷めるので切らせてほしい」と言っているとのこと。
現場へ行き、その担当者に「木は切らなくても、伸びている枝を2本切るだけでだいじょうぶ」と話すと納得してくれました。
隣地の木々を見てみると、切る必要のない木にテープを巻いて切ることになっていたり、切るほうがよい木が残る計画だったりしているので、「この木は切らないと、横の1本がだめになってしまうから切った方がいいですよ」とアドバイス。
「切るときは、雨水が溜まらないように斜めに切るのですが、リビングルームから見たときに、切り口が見えないように外側に向けて切ってください」と話すと、建築家は驚いたように「木を切るときもそこまで考えるということを初めて知りました。 これからは設計するときは木のことを考えるようにします」と言って帰っていきました。
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