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8年がかりで手作りした別荘

2009年11月05日 17:08

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ヴィネット秋冬号の暖炉特集に登 していた いた横山さんの別荘へ

おじゃましました。

横山さんの家は暖炉ばかりでなく、全体がとても 敵な手づくりの家。

50年前にご主人とたった二人 けで作ったというのですから、すごいことです。

(今、流行りのセルフビルドのログハウスではありません。在来工法です)

ヨーロッパの本を参考に作ったというこの窓は、洗練された雰囲気があります。

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建具も全て二人で作ったそうです。この扉はなんと、フレー が安中城の

梁で作ったの そうです。「軽井沢に別荘は数えきれないくらいあるけれど、

お城のもので作った別荘はここしかない」と友人に言われたそう。

扉には「ここで会った人たちと、次の世でも再会しましょう」と

いう意味の中国の詩が書かれています。

扉の前の女性が横山さん。

こんなきゃしゃな奥様が、和服姿でこの家を手作りしたなんて信じられますか?

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この茶室も手作りと聞いて、本当にシロウト?と、目を丸くしました。

ご主人は建築を学ん こともあるけれど、英文学者なのですって。

左の花 窓は高崎の重要文化財の花 窓を写させてもらって彫刻して作ったそう。

よくできていると感心するばかりです。家は完成までに8年の歳月がかかったと

いいますから、気の短い現代人には考えられないことです。

時間がかかっても、自分たちの納得できるものを作りたかったのでしょうね。

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これはカンテラです。最近、大人気の「ターシャの家」の本にこれと同じものが

出ていたので、横山さんはびっくりしたそうです。

そういえば、横山さんの家はターシャの家の雰囲気にそれとなく似ていますね。

家のそこかしこに、お二人がこの家を大切に作り上げたという愛情が

感じられます。

ヴィネットでも、次の機会に、この家のすべてを紹介したいと思います。

(Y記者)

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