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青年会議所が企画、町長選挙合同個人演説会に約180人

2011年01月21日 15:03

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 1月23日投開票の軽井沢町長選挙に立候補している藤巻進さん、大浦洋介さん、上原清隆さんの3人が1月17日夜、中央公民館で合同個人演説会を開き、町民ら約180人が聴講した。企画運営は軽井沢青年会議所が担当。それぞれの立候補者が軽井沢のビジョンや重点政策などについて語り、「暮らし」「経済活性化」「都市計画」「財政問題」の4テーマについて回答。途中、コーディネーターからの質問にマルバツで回答するコーナーも設けられた。

 マルバツ問題で「町民から信 される軽井沢病院の再生に自信があるか」の問いには、3氏とも「マル」の札を掲げた。その手法についてはそれぞれ以下のように回答。
 「病院の最高責任者は町長 が、医療と経営両面での責任者が不在なので、そこに新たなポストを作る。別荘客の中にいる、医療の専門家などにも力をかりていくとともに、滞在型の医療ツーリズ なども進めたい」(藤巻さん)。
 「病院と町民の間にある不信感を解消するため、経営形態を抜本的に変える。全国にたくさんいる勤務医の中から、独立を希望するが資金がないという医師を、軽井沢病院内で開業してもらう経営形態をとりたい」(大浦さん)。
 「どんな形で病院が運営されているか、しっかりオープンにしていく必要がある。保健、福祉、医療をもっと近づけて考えていかなくてはいけない。専門医療のできるスタッフを連れてくる方法を 究し、実行したい」(上原さん)。

 また、農業振興についての考えを聞かれるとそれぞれ、
 「伝統的な野菜が軽井沢にはないので、違う形で野菜のブランド化をしていく必要がある。市 によって値段が左右されないジャ などの 工品の製品化、 究を進めたい」(藤巻さん)。
 「農業の担い手の養成学 を作り 究を進める。レタスやキャベツ以外にも軽井沢の土壌の中で、他にも色々作れるものがあると思う。他の農業生産物の可能性も探っていく」(大浦さん)。
 「軽井沢で採れた野菜を食べたことがないという観光客は多い。彼らに軽井沢の野菜をアピールするため、各レストラン、ホテルなどで食べてもらえるよう町が推奨していく」(上原さん)。

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 最終演説では各候補者が熱弁を振るった。概要は以下の通り。
 「今回の町長選の争点が中軽井沢駅の整備になっていることは大変残念。今日の軽井沢があるのは先人の叡智、努力の結果。これをさらに磨き込んで、次の世代に渡していかなくてはいけない。軽井沢の発展のために精一杯 張っていく」(藤巻さん)。
 「軽井沢中学の建替えは早急に行うが、それ以外の箱ものは作らない。高齢化問題は30年後に解消されるが、少子化はずっと続いていく問題。箱もの行政をやめることで生み出される財源を保育園無料化など、少子化対策に充てていく」(大浦さん)。
 「今の行政が本当に住民が主役 とは思えない。きちんと説明責任を果たし、理解を得て、合意形成を図ることを避けていたら行政は進んでいかない。町と住民の間にしっかりした信 関係を築きあげ、ともに町づくりを進めていきたい」(上原さん)。

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