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「きれいな音出たよ」小学生109人 、御代田の桜で作ったコカリナで音色奏でる

2011年05月12日 18:43

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 御代田町の町民有志が5月12日、町道改良工事によって伐られた桜からコカリナを製作し、御代田南小の6年生109人全員に寄贈した。演奏指導を受けた児童は早速メロディーを奏で、澄ん 音色を体育館に響かせていた。
 コカリナに使用されたのは御代田町道雪窓向原線沿い(通称:シチズン通り)の桜。成長した桜の によって歩道が隆起している箇所があり、歩行者がつまずいたり自転車が転倒して危険と、3年計画で歩道の改良工事が進んでいる。工事に伴い桜が伐採されるのを知った町民有志が相談し、「町の桜で作ったコカリナを奏でよう実行委員会」を結成。昨年8月に伐採された11本の桜の木から、周辺企業の寄付金50万円を充て250個のコカリナを製作した。コカリナはそれぞれ木目が異なり、発する音も微妙に違うという。近く御代田北小6年生にも寄贈する予定で、浅間縄文ミュージア で販売(3500円)も行っている。
 同実行委員会の柳沢久子会長は、「子どもたちが大きくなったとき、コカリナを見て故郷を思い出してくれたら嬉しい」。コカリナを吹いた小島啓悟君は「きれいな音が出た。もっと上手く吹けるようになりたい」と話していた。同小学 では総合学習の時間をコカリナ練習の時間に充て、ゆくゆくは演奏会を開く考えもある。

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