「軽井沢の未来を考える」シンポ 小泉進次郎さん、小林りんさん語る

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 創立40周年を迎えた軽井沢青年会議所は6月29日、衆議院議員の小泉進次郎さんと、今年8月に開校する全寮制高校「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢」の代表理事、小林りんさんをパネリストに迎え、記念シンポジウムを開いた。軽井沢青年会議所の袖山尚理事長を交え、「軽井沢の未来を考える」をテーマに語り合い、約500人が聴講した。

 小林さんは学校の設置場所を探しているときに、「リーダーを育てる?選民思想だ」「アジアから生徒を集める?治安が悪くなる」と反対に遭ったエピソードを紹介。「私たちを信じて誘致してくださった軽井沢の人には感謝している。価値観を否定されても、やり抜いていくことは大事」と続けた。

 小泉さんは昨年の夏、滞在した軽井沢について「夜の静けさは素晴らしいと感じた。24時間営業のお店が無いのは不便だが、便利さを犠牲にしても守ってほしい」。まちづくりについては、「自分の町をどうしたらいいか、一人ひとり考えて。政治家や行政頼みでは進まない」と指摘した。

 軽井沢青年会議所の次の10年のビジョンは「Flap your wings to the world~世界へ羽ばたけ軽井沢~」。袖山さんは、8月にジュニアのカーリング大会を主催することや、各国の青年会議所のトップが集まる「JCI国際アカデミー」の軽井沢誘致に取り組むことを発表。「夏場にカーリングができるのは本州で軽井沢だけ。カーリングの街として、世界へ羽ばたける選手を送り出したい」と話した。

 その話を聞き、小泉さんは「カーリングの街を目指すのなら、まずは子どもからお年寄りまで、町の人たちに普及させることから始めたらどうか」とアドバイスしていた。

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