軽井沢町植物園の展示館オープン 佐藤邦雄さんの足跡たどる企画展も
2014年05月30日 11:38
軽井沢町植物園の展示館が5月1日、同園の隣りに開館した。2013年3月に閉館した「軽井沢オリンピック記念館」の建物を利用した。
建物は2階建ての吹き抜け構造。軽井沢で初めて発見された植物や、1975年の開園から同園が取り組んできた保全活動などを写真と文章で紹介している。期間を区切って展示内容を変える「特別企画展」のコーナーも設けた。8月31日までは、軽井沢の植物の研究、保全に貢献した研究者、佐藤邦雄さん(1913~2009年)の功績を振り返る企画展示を行っている。
軽井沢町植物園の新井勝利園長は、「植物園だけでは保全にも限界がある。展示館を訪れた多くの人に関心をもってもらい、植物を残す活動が広がっていくといい」と話していた。
開演時間は9時〜17時。植物園の入園料(100円)で入館できる。TEL0267-48-3337(軽井沢植物園)


水彩画家の五十嵐吉彦さんが軽井沢の風景を描いた作品を、軽井沢タリアセン内睡鳩荘で展示している。15年前から軽井沢を訪れスケッチを行っている五十嵐さん。「ヴォーリズ建築・水彩スケッチ研究会」の会長を務め、全国のヴォーリズ建築を描いてきたことが縁となり、ヴォーリズ建築のひとつである睡鳩荘で展覧会を開くことになった。五十嵐さんは軽井沢について、「自然が美しい場所は数多くあるが、軽井沢には豊かな自然に加え歴史的建造物も多く残っている。夏だけでなく、春や秋も素晴らしい」と話している。







