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岩手県大槌町長が軽井沢へ 復興支援への謝意、まちづくりへの思い語る

2015年10月28日 18:16

 職員を派遣するなど、軽井沢町が継続支援を続けている東日本大震災の被災地岩手県大槌町の平野公三町長と土澤智総務課長が10月28日、軽井沢町役場を訪れ、藤巻進軽井沢町長らと懇談した。平野町長は、8月の大槌町長選で現職ら2人を破って初当選。町長就任後初めて、軽井沢町を訪問した。軽井沢町の支援に感謝の言葉を述べ、まちづくりにかける思いなどを語った。

 震災時、大槌町総務課主幹だった平野町長は旧庁舎で被災。津波で亡くなった町長に代わり町長職務代理者も務めた。これからの大槌町について「住民によるまちづくりを標榜しているので、私たちが現場に出向き、住民の様々な思いを肌で感じることが一番。個別課題が地域課題に繋がっていく」と強調した。

 大槌町では人口の4分の1にあたる約3300人(9月30日現在)が、現在も仮設団地で暮らす。「仮設住宅から皆さんが脱出したときが復興宣言と考える。町外、県外で暮らすみなし仮設住宅の入居者も戻ってこれるよう働きかけたい」と話した。
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 他に、託児所の働き手が少なく0~3歳の待機児童が増えていること、約1000戸に増える災害公営住宅の維持管理などを課題に挙げた。両町の小中学生の相互交流が続いていることについて、藤巻町長は「普段の教育とは違う、生きた教育を経験させてもらっている。大槌町からは頂いている部分も大きい」と話した。

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北信ヤクルト販売、軽井沢・佐久警察署と地域安全の協定

2015年10月27日 10:37

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 東北信エリアに販売センター(30カ所)をもつ北信ヤクルト販売(長野市)は10月23日、軽井沢警察署と佐久警察署とそれぞれ「地域安全活動に関する協定」を結んだ。同社は2警察署と連携し、業務活動の中で高齢者や子どもの見守りに務めていく。

 調印式には警察側とヤクルト側から計約20人が出席。北信ヤクルト販売の田淵輝男社長と小澤勇軽井沢警察署長、倉科淳佐久警察署長がそれぞれ協定書に調印。各署長からヤクルトの販売員に、業務中に携帯する身分証が交付された。

 協定では、販売スタッフが事件や事故が発生したり不審者を見かけたときの警察への通報と捜査協力、助けを求めてきた子どもの保護、高齢者を狙った特殊詐欺防止の声かけ活動などが盛り込まれている。協定の効力は1年間で、両者のいずれかから運用停止の申し出がなければ自動更新される。

 ヤクルト軽井沢センターには3人の販売員が勤務し、町内337世帯と53の事業所にヤクルトを配達、販売している。同センターの販売員、内堀詩子さんは身分証を受け取り、「ヤクルトをお届けする高齢者への声かけはもちろん、それ以外で出会った方への声かけも心がけていく」と話した。

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ハロウィンイベントで 街のあちこちに仮装姿の子供たち

2015年10月24日 14:07

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 開催中の「軽井沢ハロウィン2015」の一環「軽井沢ハロウィンウォーク」が10月24日、旧軽井沢エリアなどで開催された。
 小学生以下の子供とその保護者ら約300名が参加。アニメやゲームのキャラクターなどに扮して旧軽井沢銀座や軽井沢・プリンスショッピングプラザを練り歩いた。お店に入ると「ハッピーハロウィン」と店員に声をかけ、お菓子を受け取っていた。海賊姿の山口快君は「仮装して歩くのが楽しい」。魔女の仮装をした金子瑠愛ちゃんは「お菓子をもらえて嬉しかった」と話した。



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 同イベントは町内の各商店主らによる実行委員会が運営。「今年で3回目。毎年参加する親子もおり、募集を呼びかけてすぐに定員に達した」と事務局の西山さん。
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軽井沢の観光のあるべき姿探る「軽井沢観光懇談会」初開催

2015年10月22日 13:17

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 軽井沢町の観光に関わる団体、企業、行政の代表者が集まり、軽井沢の観光課題や地域づくりについて話し合う「軽井沢観光懇談会」の初会合が10月20日、町中央公民館で開かれた。様々な観点からあがった問題を共有し、軽井沢の観光のあるべき姿を探ろうと、軽井沢観光協会が呼びかけた。今年度中にあと2回(12月、2016年2月)会合を開き、同会を母体に来年度の創設を目指す『観光戦略会議』で、問題克服に向け行動に移していく考えだ。

 初会合は約30人が出席。観光の現状について感じていることや、軽井沢の目指す方向性について、一人ずつが考えを述べた。コーディネーターを務めた立教大学観光学部兼任講師の清水慎一さんは「住みやすい所に人は吸い寄せられる。住んで良し、訪れて良しの観光地域づくりを」と一つの方向性を示した。

 他の参加者からは「今別荘を訪れている多くは60〜70代。その次の世代が『コストかかるし処分しちゃおう』と、廃墟となった別荘が増えたら、その姿を見た観光客はどう思うか。別荘文化が軽井沢の魅力の核」。「アジアからのインバウンドがどっと訪れるような場所に、別荘客が来たいと思うのかどうか、その検証も長期的に見たら必要では」。「リニア中央新幹線が開業すると、人の流れは激変する。軽井沢単体でなく長野広域、群馬、北陸地区も含めた広域連携で、強力な観光コンテンツを作るべき」などの意見があった。

 同会代表の土屋芳春軽井沢観光協会長は、初会合を振り返り「立場が違うと、それだけ多様な考えがあると改めて認識した。軽井沢の目指すべき観光は、多くの方々が間違った方向を見ていない。観光課題をまとめ、行動計画に結びつけたい」と話した。

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軽井沢警察署員、寸劇仕立てで児童に万引き防止訴える

2015年10月21日 16:02

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 軽井沢警察署の生活安全・刑事課の署員2人が10月16日、中地区児童館を利用していた児童約80人に、少年が警察に補導される事例を寸劇仕立て紹介し、万引き防止を訴えた。

 書店で欲しい漫画の万引きを持ち掛ける「よしお君」役を白澤佳子生活安全・刑事課主任、万引きの見張り役を渋々了承する「たろう君」役を五十嵐誠生活安全係長が担当。店の人に万引きを見つかり、二人が警察に連れて行かれるまでを演じて見せた。

 五十嵐係長が「万引きを誘われたとき、たろう君はどうすれば良かったか」と投げかけると、児童は「断ればよかった」「お店の人に言えばどうにかなった」などと回答。五十嵐係長は「自分で止められなかったら、大人の人に言って止めてもらいましょう。悪いことをいけないとはっきり言えるのが友達」と話した。2年生の児童は「万引きは泥棒と同じ。絶対にやらない」と感想を述べていた。

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軽井沢滞在中のカナダ・ウィスラー市生徒9人、町長と懇談

2015年10月20日 18:29

 軽井沢町に滞在している、カナダ・ウィスラー市の公立高校(中高一貫の5年制)の生徒9人(14~15歳)と引率教諭2人が10月20日、軽井沢町役場で藤巻進町長と懇談した。軽井沢町とウィスラー市は1999年に姉妹都市提携を結び、2001年から毎年、生徒が相互に行き来し交流している。

 生徒は日本語で自己紹介し、用意していた町長へのメッセージを読み上げた。日本や軽井沢の印象について「紅葉がとても美しい」「梨が美味しくて驚いた」「皆さんとても親切」などと話し、ある生徒は、町長に「軽井沢で好きなところは何ですか」と質問。町長は「沢山あるけど、一番は自然環境が恵まれているところ」と回答した。
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 一方、町長が「将来何になりたいか決まっている人は」と尋ねると、一人の生徒が手を挙げ「幸せになりたい」と答え笑いが起きる場面も。町長は「それが一番。究極はそう。そのために何をするかが大事」と応じた。

 生徒は10月16日から22日まで、今年3月にウィスラーを訪問した軽井沢中学生徒の家にホームステイ。軽井沢町内や長野市戸隠の忍法資料館、松本市の松本城、群馬県草津町の湯畑などを見学。21日は軽井沢中学を訪問し、同世代の軽井沢の生徒と交流する。

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交通大臣会合のカウントダウンボード、カルビが制作中

2015年10月16日 10:37

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 軽井沢高校美術部(通称:カルビ)が2016年9月24、25日に軽井沢で開かれる主要7カ国(G7)交通大臣会合のカウントダウンボードを制作している。ボードは開催300日前イベント(11月末)でお披露目されたあと、軽井沢駅構内に設置される。

 軽井沢町職員が数年前、町内に貼ってあった同校文化祭のポスターを見て、「とても感じが良かった」ことから9月初旬に同校に制作を依頼。大まかなデザインが決まり10月8日、原寸大のイメージ図をアクリル絵の具で描いた。

 ボードは横120cm、縦200cm。浅間山と離山を描き、離山には町のキャラクター「ルイザちゃん」の顔を表現した。太字で描いたG7の文字の中に、軽井沢の宿場の情景を描いた江戸時代の浮世絵なども参考に、現代までの交通の歴史を表した。上部に「開催まで、あと」と記し、その下に日数を示すデジタル表示が見えるよう、横長の穴を設ける。

 カルビ部員は一年2人、二年3人で、いずれも女子。依頼を受けてからどんなデザインにするか、昼休みのミーティングで話し合い、午後の部活で作品制作を進めてきた。一年の塩川恵さんは、カウントダウンボード制作の話を聞いたときの心境について「嬉しい気持ちと同時にプレッシャーもあった」。部長で2年の清水未悠さんは「G7交通大臣会合の開催を、ぱっと見でいかに簡潔に伝えられるか心がけた」と話した。

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軽中生が、赤ちゃんと触れ合い育児を体験

2015年10月15日 16:50

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 軽井沢中学校3学年が行う福祉体験学習のひとつ「子育て支援」体験が10月14日、軽井沢町老人福祉センターで開かれた。
 福祉体験学習は、多様な価値観に触れ、身近な人々と支え合いながら共生することを学ぶのが狙い。生徒は「身体障がい」や「国際交流」などの8つから希望のコースを体験。「子育て支援」には41名の生徒が参加した。
 子育てに関する町内の交流グループ「赤ちゃんサロン」と「オープンハートテラス」メンバーの母子約15組と交流。子育てで嬉しかったことや苦労していることを母親にインタビューしたり、実際に子供を抱いたりして、子育てについて学んだ。初めは緊張した様子だった生徒も、自分から乳児を抱っこしたり、幼児とわらべ歌で遊んだり、積極的に触れ合っていた。「赤ちゃんと遊んだことが無かったので、最初は怖かった。育児の大変さを知ることができた」と軽中3年生の木村美郁さん。2児の母親の市村さんは、「自分が中学生だった頃にはできなかった体験。今日参加した学生が親になった時に、役立つことがあれば嬉しい」と話していた。


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クマと人間の共存へ、2代目ベアドッグ2頭をピッキオが導入

2015年10月14日 17:02

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 別荘地に現れたクマの追い払いなどを行うベアドッグ(クマ対策犬)2頭が10月8日夜、アメリカ・モンタナ州のベアドッグ育成機関「Wind River Bear Institute」から軽井沢のNPO法人ピッキオのもとに到着した。9日、ピッキオビジターセンターで発表会があり、2頭は長旅の疲れを感じさせない元気な姿を見せた。

 2頭は兄弟でメスの「タマ」とオスの「ナヌック」。2004年から2013年まで軽井沢で活動した初代ベアドッグ「ブレット」は大叔父にあたる。タマが繊細でスマート、匂いを嗅ぎ取るのが得意で、ナヌックは落ちついた性格で大きな吠え声だという。

 タマのハンドラー(飼育師兼訓練士)はピッキオクマ対策チームの田中純平さん、ナヌックは同じく大嶋元さんが務める。2頭と生活をともにし、クマの匂いの嗅ぎ分けや、より人に慣れるための訓練を施す。クマの追い払いや探索などの実務は来春から行う。現在、ピッキオが発信器をつけて追っているクマは軽井沢町周辺に30頭いるという。

 ブレットのハンドラーでもあった田中さんは「ブレットが嫉妬するくらい、タマとより親密な関係を築きながら育てて行きたい。人間もハンドラーも、次の世代に繋いで行けるような役目も果たせたら」。大嶋さんは「新しい子どもができたよう。わくわくしていると同時にかなり戸惑いもある」と思いを口にした。
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 2頭とともに来日した「Wind River Bear Institute」代表のキャリー・ハントさんは「軽井沢の地で、アジア初のベアドッグを使ったクマとの共存の仕組みができたことは誇りにしていいと思う。ブレットが築いたことをさらに引き継いでいってほしい」と話した。

(左下写真:キャリー・ハントさんをはさんで左が田中さん、右が大嶋さん。犬は左がタマ、右がナヌック)

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「グローバル社会を生きる若者へ」テーマに、元厚労相小宮山さんら軽高で講演

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 軽井沢高校は10月8日、元厚生労働大臣でフリージャーナリストの小宮山洋子さんと、英語講師で軽井沢町議会議員の横須賀桃子さんを迎えグローバル語り部講演会を開いた。1年生全員と2・3年生のグローバルスタディーコース受講生が耳を傾けた。講演会のテーマは「Think Globally, Act Locally ~グローバル社会を生きる若者へのメッセージ~」。英語科の長嶋幸恵教諭が二人に質問を投げかける対話形式で進んだ。

 グローバル社会に求められる資質について、小宮山さんは「語学力は大前提。自分が何を伝えたいかがなければ、なかなかコミュニケーション成立しない」とし、主体性、チャレンジ精神、協調性、責任感などを必要な要素に挙げた。横須賀さんは「目まぐるしく変わって行く社会の中で、どんな立ち位置で物を考え判断し、道を切り開いて行けるか、考えられる力が重要」と話した。

 最後に小宮山さんは「内向的にならず短い期間でも海外へ行って、外国の人と積極的に交流してほしい」。横須賀さんは「今しかない高校時代を、心の赴くままいろんなことにチャレンジして」とエールを送った。2年生の松井みなみさんは「世界の人とコミュニケーションできるよう、英語の勉強に力を入れたい」と感想を述べた。

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