軽井沢の小中学生 資源回収の収益で大槌町にシーソー寄贈

 軽井沢町の小中学校の子どもたちが資源回収で集めた約86万円の収益金で、大槌町にシーソー1基を贈る。大槌町に寄り添う軽井沢町の有志の集まり「大槌会」が2月3日にあり、軽井沢中学2年の丸山光稀さん、黛ひなたさんが、平野公三大槌町長に目録を手渡した。

 資源回収は2013年、当時の軽井沢中学生徒会がスタート。翌年から3小学校も参加し、16年には約60万円の収益金で、小中一貫の「大槌学園」に軽井沢彫の校章を贈った。新型コロナ流行後は、子どもが行き来する交流はできていなかったが、資源回収は継続。昨年の軽井沢中学の文化祭「からまつ祭」でも、生徒会が震災当時のことや、これまでの大槌町との交流の様子を調べ発表。収益金の使い道は生徒会で相談し「大槌町の子どもたちに喜んでもらえるように」公園に設置するシーソーを贈ることに決まった。

 黛さんは「軽井沢との交流を思いながら、沢山遊んでもらえたら嬉しい」。平野町長は生徒に感謝の気持ちを伝え、「軽井沢と大槌の子どもたちが繋がっていく活動を、これからも大事にしたい」と話した。

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左から平野大槌町長、丸山さん、黛さん、大槌会の鈴木健夫会長。

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