【読書の秋⑤】2023年発行の軽井沢に関連した書籍を紹介

「読書の秋」の由来は、夏目漱石が小説『三四郎』で引用した、中国の文人の詩「灯火親しむべし(涼しく夜の長い秋は、灯火の下で読書するのに適している)」なのだそう。2023年に発行された軽井沢に関連した書籍の中から10冊を、5回に分けて紹介します。

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導かれて(文屋)/清水文雄

 幼稚園のお迎えを忘れるほどにパチンコ依存するフィリピン人の妻、高校生の娘の妊娠、キリスト教への入信...。ガスの販売・リフォームの信濃ガス(小諸市)を経営する著者の、波乱に満ちた人生をモチーフにした自伝的小説。3,080円

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Recollection(信濃毎日新聞社)/橋本不二子

 軽井沢を拠点に創作を行う水彩画家、橋本不二子さんの初めての画集。浅間山麓に自生する野バラやホオノキなどの草花、アケビやリンゴなどの果実を描写。創作中に感じた自身の思いもエッセイにして随所に散りばめた。2,750円

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