夜の学校で歌や劇、軽井沢中部小6学年「暗やみ文化祭」

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 軽井沢中部小学校6学年(3クラス、全84人)が12月19日夜、同小体育館で「暗やみ文化祭」を開いた。クラスごとに歌と劇を発表し、来場した家族ら約150人を楽しませた。

 6年(当時5年)2組は今年3月、くりぬいた段ボールに光を当てて文字などを投影した「暗やみ美術館」を開催。次は「体を使った表現を」と4月から、週一回ある「総合」の授業を通じ、文化祭の準備を進めてきた。夏に他の2クラスにも呼びかけて、6学年合同での開催が決まった。

 劇は3クラスとも全てオリジナル。脚本、道具、衣装、照明など、全て児童が中心になって作りあげた。6年1組の劇「軽井沢の自然にありがとう」は、大量の二酸化炭素でできた怪物に町が襲われ、住民や動物たちが、自然の大切さを問いなおすストーリー。「軽井沢の自然を大切にしよう」と締めくくった。
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「暗やみ文化祭」の開催を提案した、6年2組担任の跡部定一教諭は「夜の学校は非現実的な空間。子どもたちに新しい発見や感性の広がりを感じてほしかった」。来場した保護者は「劇はどのクラスも個性的。伝えたいことがはっきりしていて楽しめた」「昼間は仕事で来られないので、夜の開催はありがたい」などと話していた。

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