【軽井沢新聞11月号】軽井沢高校の北校舎を想定 軽井沢オープンドアスクール(仮称)

 多様な生徒を受け入れる「学びの多様化学校」と「夜間中学」を併設した、2027年度開設予定の「軽井沢オープンドアスクール(仮称)」について考える設置準備会議が10月30日、軽井沢高校で行われた。

「連携型の中高一貫校を視野に」

 設置場所の候補地に同校を想定している町教育委員会(事務局)は、そのメリットについて「教科の活動環境が整備されている」「高校生との交流で異年齢の学びができる」などを挙げた。また「将来的には連携型の中高一貫校を視野に入れていきたい」と考えを示した。中高一貫校にすることで、高校入試に必要な調査書や学力検査がなくなり進路が保障され、中学と高校で連続性を持った教育課程が組めるという。

 事務局はカリキュラムや日課についても案を提示。生徒が自分の計画で学べる時間を多く設け、「学びの多様化学校」と「夜間中学」の両コース共同で学ぶことも可能な時間割を提案した。各教科の他に探究学習や自然の中での体験、表現力を伸ばす活動なども組み入れるという。

 委員からは「例えばチャイムにドキッとする子がいるかもしれない。高校側にも協力してもらって柔軟にあり方を変えていく必要がある」などの声があった。

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