世界で戦える選手育成へ ジュニア対象「カーリングエリートアカデミー」開校 

 スポーツコミュニティー軽井沢クラブは5月8日、次世代のトップカーリング選手を育成するため、ジュニア(21歳以下)対象のスクール「カーリングエリートアカデミー」を開校した。長野県から世界で活躍する選手を育てる「カーリング未来プロジェクト」の一環で、御代田町のシチズングループ4社の資金提供を受けて実施。今年の世界選手権で4位に入賞した「SC軽井沢クラブ」の選手らがコーチを務める。

 アカデミーの一期生には、4チームから応募があり、ともに女子で世界ジュニアB選手権準優勝の「軽井沢ローレル」と、2015年日本選手権4位入賞の「軽井沢ファイヤーボンバー(FB)」の2チームを実績などから選んだ。生徒は1年を通じ、氷上のトレーニング(年間55回)に加え、カーリングの歴史や戦術、リンクの氷作りを学ぶ講習(同10回)、ジムでのフィジカルトレーニング(同45回)に励む。

 この日、軽井沢アイスパークで開校式があり、スポーツコミュニティー軽井沢クラブ理事長で、同アカデミー学長の長岡秀秋さんは「世界で戦うトップアスリートがジュニアを育て、彼らも次世代のジュニアを教えるという理想のサイクルを作っていきたい」とあいさつ。

 軽井沢ローレルのスキップ土屋文乃さんは「きちんと目標を高く設定し、そこに向かって何をすべきか考えながら積極的に行動していきたい」。軽井沢FBのスキップ山本冴さんは「世界選手権やオリンピックで優勝するのに必要な技術、精神面を鍛え、学校の勉強も頑張りたい」と意気込みを語った。

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(写真:アカデミー一期生の「軽井沢ローレル」と「軽井沢ファイヤーボンバー(FB)の選手とコーチ」

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