有償ボランティア100人を募集 高齢者の依頼で、買い物やゴミ出しなどを代行

 「買い物を頼みたい高齢者」と「代行する人」を結ぶマッチングサービス「えんじょるの」が、メニュー内容を拡大するのに合わせ、有償ボランティアを募集している。サービスを運営するのは、軽井沢町の「生活互助支援の会」。買い物代行のほかに、掃除片付けやゴミ出し、雪かきなど計8項目を新たに追加する。

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 同サービスでは、依頼者が項目ごとに割り振られた電話番号にかけると、登録ボランティアにリクエストメールが一斉送信される。最初に対応を申し込んだ人が電話で内容を聞き取り、ボランティアを行う仕組みだ。謝礼は依頼者が任意で設定するが、買い物代行は500円、掃除片付けは1000円(1時間以内)など目安を示している。

 同会代表の美齊津康弘さんはケアマネージャーとして活動する中で、買い物に困っている高齢者が多いことを痛感。1年半かけて「えんじょるの」を開発し2019年10月から、軽井沢町や御代田町、佐久市、小諸市で運用を開始。現在は全国10カ所で導入されている。

 「登録ボランティアが多いほどマッチングの確率が上がる」と、新たに100人のボランティア登録を目標にしているが、まだ10人ほどだという。美齊津さんは「依頼を受けるのは、できるときだけでかまいません。面白そうと共感してもらえたら、まずは登録してほしい」と呼びかけている。登録はえんじょるのホームページから。

TEL050-1808-2434(一般社団法人生活互助支援の会

軽井沢に住む。vol.2

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