信州産プラムを有効活用したパイ
規格外や傷がつくなど出荷に適さないプラムを使ったパイが誕生した。長野県はプラムの生産量が全国で2位を誇る産地で、様々な品種が生産されている。一方、水分が多く、果皮が柔らかいため、傷がつきやすく流通できないものも多い。おいしさは変わらないのに出荷できず、行き場を失ったプラムを活用しようと、(株)農業開発と浅野屋がタッグを組んで開発したのが「信州育ち完熟プラムパイ」。
農業開発によれば、長野県で年間およそ10tのプラムが廃棄の対象となる。そうしたプラムを同社が冷凍加工し、浅野屋に提供。冷凍状態のプラムに砂糖とリキュールを加え、2日間寝かせたものを、発酵バターを使ったパイ生地で包み焼き上げた。
製造に携わった浅野屋の西澤竜司さんは「長野県産のものを発信することも使命の一つ。信州のプラムは甘味があり、味わいも風味も良い。プラム独特の酸味を活かせるように、ごろッと大きく使っています」。
5月15日から軽井沢町内の浅野屋で、数量限定で発売。450円(税抜)
プラムの香りがアーモンドクリームとの相性抜群。6月13・14日は銀座NAGANOで販売予定。