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軽井沢新聞 > スペシャル 最新号 > スペシャル 130号(2014年4月)
軽井沢新聞 スペシャル 軽井沢が見える万華鏡

広川小夜子(軽井沢新聞編集長)

新聞で見えてくることは何?

相馬雪香さん
相馬雪香さん
 「憲政の父」と言われる政治家・尾崎行雄の娘、相馬雪香さんは子供の頃から軽井沢で夏を過ごし、晩年は年間を通して軽井沢で暮らした。「難民を助ける会」を設立し、「軍備の再武装ではなく、道義と精神の再武装が世界の平和をもたらす」と呼びかけ、96歳で亡くなるまで世界各地を駆け巡った。その功績は大きく、エイボン女性大賞やカナダの「世界平和と人道援助促進功労表彰状」など数々の賞を受けている。最後にお会いしたのは、雪の降る軽井沢駅だった。私を見て「この頃の軽井沢はどうなの?」と尋ねられた。会議のため韓国へ向かうということだったが、このとき既に90歳を超えていた。
 雪香さんは20年以上前に、別荘訪問の取材で訪れた私に「新聞は1紙だけではだめ」ということを教えてくれた人だ。当時80歳近かった彼女は毎朝5紙を読み、そのうちの2紙は英字新聞だった。その頃の私は「ニュースがわかればいい」くらいの気持ちで、東京のときから読んでいた新聞と地元紙だけだったが、今は何紙かに目を通す。そうすると、それまでの新聞では見えなかったことが見えて来る。
「新聞を何紙も読むなんて無理」と言う人には便利なサイトを紹介しよう。『MEDIA WATCH JAPAN』 (http://mediawatchjapan.com)は、様々な問題について、各新聞社(全国紙)のスタンスがどうなのかがひと目でわかり、社説も検索できる。テーマは『アベノミクス、原発政策、憲法96条改正、集団的自衛権、普天間基地移設』など7項目。例えば、「集団的自衛権の行使」については、賛成なのが読売、日経、産経、反対なのが、朝日、毎日の新聞だ。ちなみに信濃毎日新聞は、社説などから反対ということがわかる。
 ごり押しで成立させた「特定秘密保護法案」、憲法解釈について「最高責任者は私だ」と言い、戦争のできる国へと進もうとする安部首相。武器輸出もできる「武器新原則」で利益を生み出そうとする日本。その一方、一向に収束しない福島第一原発の汚染水。新聞からは、日本が危険な曲がり角に来ていることが見えて来る。
 尾崎行雄はヨーロッパを視察して戦争の悲惨さを見聞し、軍国主義の強かった日本で軍縮を唱えた人だった。軽井沢には文化人だけでなく、政治家にもリベラルな人たちがたくさんいた。雪香さんが生きていたら、今の日本の政治をどう思うだろうか。

街角interview
>山口登さん(税理士)

ハワイのリゾート事情

ハワイのリゾート事情

山口登さん(税理士)
山口登
税理士。山口国際税務会計グループCEO。
東京、ロサンゼルス、ハワイの3 か所に事務所がある。
子供のころから軽井沢を訪れ、現在「軽井沢
セントポールクラブ」の会長も務めている。
 東京・ハワイ・ロスに事務所を持ち、税理士として活躍する山口登さん。世界中から人々が訪れるハワイのリゾート事情を伺った。
「日本からは1日平均5,000人がハワイを訪れると言われていますが、別荘を持つ方も多く、戸建よりはコンドミニアムが主流ですね。ショッピングに便利な海沿いのワイキキは昔から人気がありますが、最近はカカアコ地区の再開発が進み、高級コンドミニアムが建ち始めています。販売開始の前日から購入希望者が並びすぐに完売するほど。ハワイは土地に限りがあるので、値下がりせず、むしろ年8~10%上昇。契約などは日本とかなり違うので、事前に専門家に相談することをお勧めします。ワイキキのあるオアフ島だけでなく、ハワイ島やカウアイ島など離島も自然豊かで、ゴルフやマリンスポーツが楽しめるのでいいですよ」
 世界のリゾート地として、軽井沢がハワイに見習うべき点は?
「ハワイやアメリカはハンディキャップへの対応が進んでいます。レストランなどは車椅子で一回転できるスペースがないと認可が下りません。交通機関の車椅子用昇降機などもあり、ハンディキャップのある人も快適。軽井沢は日本中から多くの人が来るところなので、そういう面でも進んだモデルの町になれるといいですね」
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