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軽井沢新聞 > スペシャル 最新号 > スペシャル 136号(2014年10月)
軽井沢新聞 スペシャル 軽井沢が見える万華鏡

広川小夜子(軽井沢新聞編集長)

失われた緑を取り戻す企業


緑に囲まれた“軽井沢チョコレートファクトリー”


銀座通りで緑が目立つ“チャーチストリート軽井沢”
 緑の軽井沢の美しさを積極的に店舗にも取り入れようという動きが見えてきた。国道18号線沿いにある“チョコレートファクトリー”がいつの間にか緑に包まれた館になっている。元々コンビニだった建物を利用したものなので、周りに殺風景な駐車場があるだけだったが、今はその面影がないくらい木々に囲まれている。「自然豊かな軽井沢を感じてほしいという会社の方針でたくさん木を植えました。国道が丸見えだったテラスが、今は緑に囲まれてくつろげるようになりました」と店長。以前は雨の日の来店客が多かったが、今は晴れた日も増えたそうだ。
 旧軽銀座通りを歩くと“チャーチストリート”の大きな木が見えてくる。3年前からこのビルのオーナーとなった大城さんは、緑豊かな軽井沢らしい場所にしたいと思っていた。そんなある日、表参道のビルの屋上に大木が何本も植えられて森のようになっていることを知った。これは誰が造ったのかと尋ねると、軽井沢にいる女性が考えたというので驚いた。さっそく軽井沢へ戻り、その女性・鈴木美津子さんに会い相談したところ、「旧軽銀座には木陰がなく訪れる人たちがきのどく」と思っていた鈴木さんは「協力しましょう」と即答した。しかし、森にするには時間が必要。この夏は間に合わせだったが、高木や中低木、野の花のプランター70個がビルを彩った。通る人が「あ、ホタルブクロ」と声をあげ、写真を撮って行く姿も見られるようになった。テナントの従業員たちも進んで野の花に水をやっている。「来てくださった方に最も軽井沢らしい雰囲気を味わっていただきたい」とマネージャーの西山さんは力を込める。
 軽井沢はここ十数年の間に急激に緑が減少した。民間企業に頼るばかりでなく行政がすぐにでも対策を講じるべきだ。「緑ゆたかな高原の自然を愛しまもりましょう(軽井沢町民憲章)」「軽井沢の伝統とすぐれた自然を保全する」(平成25年軽井沢町長期基本計画)と、町役場は大々的に掲げている。3万坪の森の木を切って2万枚の太陽光発電パネルを設置するという南軽井沢の計画が現在、問題になっている。メガソーラーのために3万坪の緑を失うことは本来の軽井沢の爽やかさを失うことだ。町民憲章や振興計画ではっきりと謳っている以上、まさか、役場がこれを認めることはないと思うが。もし、これを認めてしまったら次々と同じような計画が出て、軽井沢本来の役割とはかけ離れた場所になってしまうことだろう。
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