朗読ボランティア「オオルリ」 初めての発表会へ練習に励む

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 軽井沢町内で活動する朗読ボランティア「オオルリ」のメンバーが、2014年1月25日に開催する初めての発表会に向け、練習に励んでいる。

「オオルリ」は中軽井沢図書館の開館をきっかけに2013年4月、「声を出して本を読む楽しさを広めよう」と、東京都で30年以上、朗読のボランティア活動を行っている池富美子さんと、元NHKアナウンサーの遠藤敦子さんが立ち上げた。2人はともに軽井沢に別荘があり、図書館のあり方について話し合う「軽井沢図書館友の会」で知り合った。

 現在「オオルリ」メンバーは15人。町内外の30~60代の女性が中心で、男性も一人いる。毎月一回、くつかけテラスの多目的室で開く「朗読ワークショップ」で、遠藤さんと池さんが、声の強弱や息の取り方などについて指導している。メンバーの一人、追分の高石久美子さんは「どう読んだらいいかわからないところがあると、先生も一緒に考えてくれる。雰囲気も良いし、毎月楽しみ」と微笑む。

 1月の発表会では、メンバーそれぞれが選んだ小説や随筆、童話などを一人ずつ朗読。最後には小説家の井上ひさしさんの詩「なのだソング」を、体全体を使って全員で朗読する。池さんは、発表会に向け「楽しい朗読をしようと、一年間取り組んできたので、お客さんにもその楽しさが伝わるといい」と、意気込む。

 発足2年目となる2014年は、毎月のワークショップのほか、目の不自由な人が本を聞いて楽しむ、録音図書の製作にも力を入れるという。遠藤さんは「目指すは朗読の町、軽井沢。朗読文化の花を咲かせたい。初めての人も気軽にワークショップに訪れてほしい」と語っていた。


第一回「オオルリ」朗読発表会
日時:2014/1/25(土)13:30〜15:30
場所:くつかけテラス多目的室 参加無料。
問い合わせ:TEL042-422-0276(池)

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