軽井沢町議会、安保法案の廃案求める意見書可決

 軽井沢町議会は9月16日の定例会9月会議で、土屋浄議員が提出した「安全保障関連法案の廃案を求める意見書」を賛成13人、反対2人の賛成多数で可決した。

 意見書では、安全保障関連法案が今週中にも成立しそうな状況に対し、「『今国会での成立を急ぐことなく慎重な審議を求めた』軽井沢町議会の意見とは相容れない暴挙で、決して看過できることではない」と批判している。16日付けで内閣総理大臣、衆参両議長の三者に提出する。

 採決の直前に行われた討論で、意見書に反対する議員は「安保法制は憲法9条から逸脱したものではない。あくまでも専守防衛以上のことはしない、とはっきり言っている。日本の平和を守るのに必要な戦争防止法案である」。一方、賛成する議員は「今朝の朝刊では、早ければ今日中にも審議が打ち切られ、法案が成立する状況。これは町議会の意見書を真っ向から否定するもの。到底容認できるものではない」と意見を述べた。

 町議会は6月「安全保障関連法案の慎重審議を求める意見書」を全会一致で可決している。

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