議員7人で作る直売所建設特別委、建設中の「軽井沢発地市庭」視察

151211-01.JPG 軽井沢町が下発地に建設中の農産物直売施設「軽井沢発地市庭」について審議する「直売所建設特別委員会」(町議会議員7人・委員長:土屋浄議員)が12月11日、現地で工事の進捗状況などを確認し意見を述べ合った。

「発地市庭」は2016年4月オープン予定。木造一部鉄筋コンクリート造で敷地面積は1万4617㎡。地元野菜の直売スペースを中心に、そば打ち体験などができる加工施設、イベントスペースなどを備える。建物南側に駐車場、北側には遊具を備えた中庭が整備される。建設工事費は約9億7300万円。管理運営は町が選定した指定管理者が担う。

 町の説明によると、11月末時点の工事進捗率は、外構87.65%、建物36.21%、全体47.77%。「湧水処理の追加工事の影響で、当初の予定より5日程度遅れているが、3月中には完了する」と町担当者は報告した。

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 視察後、役場庁舎に戻って開いた会議で、委員からは「遊具広場に出荷者専用の道路が面していて、子どもたちの安全面が心配」「お洒落で景観にもマッチした建物になりそう。ただ、これからは流通経路や、どうビジネス戦略を建てて行くか、そういうところに目を向けた議論もすべき」といった意見があった。また、同委員会が考える直売所のビジョンなどを伝えるため、指定管理者と懇談の場を設けたい考えも示された。

 軽井沢町は町議会12月会議に、「発地市庭」の指定管理者を「フードサービスシンワ」とする議案を提出している。18日の本会議で決議される。

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