阿部県知事とISAK代表小林りんさん 次世代の人材育成・教育について意見交換


160120.jpg 阿部守一長野県知事とインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)代表理事の小林りんさん、伊藤学司長野県教育委員会教育長が1月19日、「次世代を担うグローバル人材の育成について」をテーマに恵みシャレー軽井沢で鼎談を行い、教育関係者ら約70名が参加した。

 県知事と県民の意見交換を目的に、長野県が2010年から県内各所で行う「県政タウンミーティング」の一環で、今年度は10回目の開催。小林さんは「国の労働人口の減少を考えると、外国人労働者の受け入れなどに取り組まなくてはならない。今後の変化に富んだ社会では、ひとりひとりがグローバルな視野をもち、問題を設定・解決して行く力が必要」と話した。

 阿部県知事はグローバル人材の育成だけでなく、長野県の文化や伝統、産業を理解する「信州学」の重要性に言及し、「県外に出て、グローバルに活躍したとき、自分のふるさとについて話せるのは大切。子供たちが地域についてよく知ることは、地方自治の充実の第一歩にもなる」と述べた。

 参加者との意見交換コーナーでは、「職場で中国人や台湾人のスタッフとコミュニケーションを円滑にするには」と販売業に携わる町内在住の女性が質問。小林さんは「相手との違いに目を向けてしまいがちだが、好きな音楽など互いの共通項を見つけてみては」とアドバイスした。

 参加者の島邑和之 さんは、「教育に関して進歩的な考えが聞けた。一般市民の意見を聞いてもらえる場があるのは嬉しいこと」と感想を述べた。

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