カーリング「SC軽井沢クラブ」山口さん、台風被害の故郷のためチャリティー

160910.JPG 2018年ピョンチャン冬季オリンピック出場を目指す、軽井沢の男子カーリングチーム「SC軽井沢クラブ」の選手で、北海道南富良野町出身の山口剛史さんが9月10日、台風10号の大雨で被害を受けた南富良野町のため、チャリティーイベント「ミニミニカーリング大会」を開いた。自身のブログなどで7日に参加を呼びかけ、軽井沢カーリング少年団の子どもや、東京都の「SC軽井沢クラブ」のファンら19人が集まった。

 ニュースや故郷の友人が発信するSNSなどで、被害の大きさを知った山口さんは、イベントを楽しんでもらい、参加費を支援にあてる企画を考えた。軽井沢アイスパーク入口に設置している募金箱のお金と合わせ、南富良野町が受け付けている義援金として送る。軽井沢アイスパークの会場使用料は山口さんが負担した。

 「ミニミニカーリング大会」はコートの半分を使い、カーリング経験の浅い人ほど投げられる位置が広がったり、女性や初心者用の2点が入る「ハッピーストーン」を設けたりと、山口さん発案の変則ルール。8チームにわかれ3試合ずつ行い、勝ち点で順位を決めた。

 友人が南富良野町にいるという前橋市の男性は「少しでも手助けできればと思い参加しましたが、いつもと違うルールで、思いのほか楽しかった」。山口さんは「急な企画にも関わらず、大勢の人が来てくれて嬉しかったし、自分自身も楽しめてよかった」と話した。

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