下重暁子さん収集「藍木綿の筒描き」100点以上

180809_01.jpg 『家族という病』などのベストセラーで知られる作家の下重暁子さんがコレクションした「藍木綿の筒描き」の展示が9月2日まで、三五荘資料館で行われている。江戸時代の職人が鶴亀、松竹梅を描いた藍木綿の祝布団、大風呂敷など100点以上を間近に見ることができる。昨冬入手した初公開の作品もあるという。

 下重さんは「二つとして同じものがないのが面白い。上手い下手は一目でわかりますが、下手なのは下手で可愛い」と藍木綿の魅力を語る。本のタイトルでもある「極上の孤独」をテーマにした、下重さんの講演会(無料)も8月19日14時から開催。


180809_02.jpg また同館では、声優の堀井真吾さんによる森鴎外原作「山椒大夫」の朗読(8/11~12、13:30~)、こもれびカルテットの演奏会(8/13~16、13:30~)などのイベントもある。写真右上は藍木綿の「桐に鳳凰 祝布団」、左下は下重暁子さん(©杉山晃造)。

南ヶ丘美術館・三五荘資料館

営業時間:10:00~17:00

入館料:大人700円・小人500円(夏期は大人1000円・小人700円)

問い合わせ:TEL0267-42-4884

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