特殊詐欺の対応訓練 「『電子マネーで振り込んで』は詐欺」

_DSC2391.JPG 特殊詐欺の防止や、強盗の対応を確認する訓練が、12月22日にローソン軽井沢借宿店で年末年始にあわせて行われた。年末年始は強盗や特殊詐欺の被害が比較的多くなる。「ウェブサイト利用料」を電子マネーで支払おうと訪れた客を軽井沢警察署員が実演。レジで同店スタッフが話を聞き、購入を踏みとどまらせるまでの流れを確認した。

 強盗対応訓練では、逃げる犯人にカラーボールを投げたり、犯人の特徴を同署へ電話して伝えたりした。軽井沢警察署生活安全刑事課長の長谷川英紀さんは「電子マネーを買う年配の方の多くは不安に思っている。レジで声をかけると理由を説明してくれる人が多いです。特殊詐欺被害者を出さないためには声をかけることが大切です」と呼びかけた。

 軽井沢警察署によると2020年、特殊詐欺の被害届の提出は町内で3件。少額の被害だったことが理由で被害届は出さないものの、相談に訪れた人が約10人いた。被害は高齢者が中心だったという。「知らない電話番号から『電子マネーで振り込んで』と言われたら確実に詐欺です。おかしいと思ったら警察署に気軽に相談してほしい」と長谷川さん。

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