軽井沢観光協会と観光ガイドの会、川端康成別荘の保存を町長に要望

 ノーベル文学賞作家川端康成の別荘が解体の危機にあることを受け、軽井沢観光協会と軽井沢観光ガイドの会が8月24日、保存の要望書を藤巻進町長に提出した。

 土屋芳春観光協会長は「軽井沢町の文化観光遺産の損失に止まらず、地域にとっての主体性、歴史、教育等について大きな影響が出るものと考える」と、川端別荘の保存の検討を訴えた

 要望書の提出を受け藤巻町長は、限りある予算の中、行政として残す必要があると考える建物はほんのわずかと前置きした上で、「川端別荘はその代表格だと思っている」と認識を示した。

 8月5日には、軽井沢文化遺産保存会、軽井沢ナショナルトラスト、旧軽井沢区など6団体の連名で、議会議長あてに保存を求める請願書が提出されていて、26日再開の町議会9月会議で審議される。町長は議会の決断を注視するとし、請願書が採択され所有者の理解が得られるようなら「移築の可能性も出てくる。行政としても検討したい」と話した。
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写真:軽井沢観光ガイドの会会長深町基さん(左)と軽井沢観光協会長の土屋芳春さんから、要望書を受け取る藤巻進町長(右)。

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