クマ保護管理の現場巡り、取り組み紹介するツアー新設 ピッキオ

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 軽井沢町の委託でクマ対策を担うNPO法人ピッキオが10月1日から、保護管理の現場を巡る「クマとヒトとの共存に向けた取り組みを学ぶスタディツアー」を新たに始める。

 クマ対策チームの田中純平さんによると、町内のクマ捕殺頭数はこの20年間の平均で1.8頭/年。クマによる人身事故は0.19件/年で、過去11年間は無事故を継続。県内には年40頭以上駆除する地域もある中、「どういう方法で人とクマとの棲み分けができているか知ってほしい」と企画した。

 ツアーでは室内レクチャーのあと、野生動物対策のごみ箱やクマを捕まえるためのドラム缶檻を見学。捕獲から放獣の間に行う体重計測などを模擬体験。アンテナと受信機による方向探査で、クマに取り付けた発信器の電波を実際にキャッチし、最後にはベアドッグの訓練の様子も見学する。
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 1日1組(6人まで)限定で、料金は参加人数によって1組34,000~57,000円。実施は23年3月31日までで時間は13~17時。参加日の2週間前までにピッキオのHPから要予約。TEL0267-45-7777
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