国際会議都市を目指す軽井沢へ、中高生視点で新提案 4校生徒による座談会

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 軽井沢町は12月13日、来年4月に町内で開かれるG7外相会合に向け、地元の中高生による座談会を開いた。「国際会議都市」を目指す上での課題や必要なことなどについて話し合った。

 軽井沢中学、風越学園、軽井沢高校、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンから、オンラインも含め中学2年~高校2年の計13人が参加。各パソコンからクラウド上の共通ページに意見を書き込めるツールを利用し、自由に意見を出しあった。

 国際会議都市のイメージについて、生徒は「治安がいい」「静かな都市」「交通環境がいい」などを挙げた。課題については「英語を喋れる人が少ない」「食べ物にハラル、ベジタリアンの表示がない」と、外国人へのサービスの不十分さに対する意見のほか、「町民の関心が低い」という行政との温度差を指摘する声も。

 国際会議都市として世界から選ばれるための提案では「町民の理解を深め、町全体でアピールできるようにする」「スタートアップ企業を誘致して、若い人や先端技術を呼び込む」といった意見があった。

 参加した軽井沢中学の生徒は「自分たちの町で開かれることは知っていたのに、G7について何も知らなかったことを実感した。意識を変えて、開かれるときはニュースを見るなど目を向けたい」と話していた。この日出た意見は「広報かるいざわ2月号」に掲載される予定だ。

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