金網やホースで空間に作品 屋外インスタレーション

 軽井沢とニューヨークを拠点に活動する、抽象画家で造形作家の佐藤雅子さんが、「信濃追分文化磁場油や」裏手の屋外スペース「天神桟敷」で、インスタレーション作品を展示している。

 東屋の柱や梁に巻き付けた数種類の金網に、緑と白色のホースなどを巡らせ、不規則な線を空間に描いているように表現。ワイヤーで形作ったオブジェを、地面に置いたり、ギターの弦で吊るすなどして配置した。これまで国内外で作品展示してきたが、屋外のインスタレーションは初めて。「ワイヤーのなかにクモの巣ができたり、モミジの種がはさまっていたり、あらゆることが面白い」と佐藤さん。

 10月23日まで、周りの自然の変化に合わせて作品に手を加え、その時々の展示を楽しめるという。「触ったり、つまんだりして、自由に楽しんでほしい」と話した。

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塩田家具

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