星野リゾート6つ目の新ブランド、山ホテル「LUCY」創設へ 第一号は群馬県・尾瀬に
星野リゾートは4月22日、「星のや」「界」「OMO」「リゾナーレ」「BEB」に次ぐ、新業態のホテル「LUCY」を創設することを発表した。「心揺さぶる山ホテル」をコンセプトに、登山客以外にも山の観光を楽しんでもらおうと、山岳地域に宿泊施設を展開していく。
尾瀬の玄関口 鳩待峠に佇む「LUCY 尾瀬鳩待」(右)と「はとまちベースCafe & Shop」(左)の完成イメージ。
第一号として、尾瀬の玄関口と言われる鳩待峠に「LUCY尾瀬鳩待」(群馬県片品村)を9月1日に開業。3タイプの部屋計25室を備え、1泊14,050円〜(2人1室ツインルーム利用時、1人あたり)。6月2日から販売を受け付ける。隣接地には、日帰り客も利用できるカフェやショップを備えた「はとまちベースCafe & Shop」も整備する。
星野佳路代表はこの日のオンライン発表で、インバウンドの宿泊が東京、大阪、京都など、文化観光を楽しめるエリアに集中しているとし、「自然観光をさらに強くしていくことが、インバウンドの分散につながる」と強調した。
同社は他にも、草津白根山を望む高台に温泉旅館「界 草津」(94室)を2026年春に開業予定であることも発表。施設から温泉街へアクセスできる、宿泊者専用のトンネルを整備するという。
「界 草津」のイメージイラスト。