町花「サクラソウ」を見つけよう ボランティア団体が全町的調査への協力を呼びかけ

 軽井沢らしい山野草として親しまれているサクラソウ。かつては町内の多くの場所で自生し、2015年では200カ所以上で観察されたが、近年の開発などで減少が懸念されている。ボランティア団体「軽井沢サクラソウ会議」では5月1日から1カ月にわたり全町での調査を計画。より多くの人の目で観察したいと、町民や別荘民に協力を呼び掛けている。

 調査対象は町内で、自宅の敷地内やその周辺、公園などの公共スペース。携帯の無料アプリや専用の記録紙を使い、調査した位置、サクラソウの有無、調査した日数や株数などを報告する。同会事務局は「この調査を通じて、軽井沢の自然の大切さを知ってほしい」とし、サクラソウがない場合も重要な情報なので知らせてほしいという。詳細はサクラソウ会議のホームページで。

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サクラソウは日当たりの良い湿地を好む。調査の際は私有地に立ち入らないよう注意が必要。

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