軽井沢観光協会、新会長に大雲芳樹さん データを活かした観光戦略立案へ

 軽井沢観光協会は5月26日、軽井沢プリンスホテルで開いた総会で、新たな会長にフィールド・マネジメント代表取締役で協会理事の大雲芳樹さんが就く「役員・組織」の改定議案などを認めた。2011年から14年間、会長を務めた土屋芳春さんはこれまでの知見を活かし、相談役の立場から助言を行う。

 大雲さんは、蓄積したデータを活用してインバウンド誘致や広域観光連携などに取り組むとし「民間企業の経営手腕、実行力を取り入れ、協会を盛り上げたい」と抱負を述べた。

 総会では、協会内の各委員会(総務・広報・事業・誘客企画)と横断的に連携してミッションを立てる「観光戦略室」、データに基づいた戦略を策定する「データサイエンス局」の新設も決めた。「なんとなくではなくデータに基づいた戦略を立て、町のシンクタンクとしての役割も果たしていけるようにしたい」と大雲会長。2025年度の事業計画や収支予算についても承認した。

 土屋さんは11年の会長就任以降、企業ミーティングなどを誘致する「軽井沢リゾートMICE」やウェルネスリゾート、ドッグツーリズムを推進。台湾苗栗県三義郷やDMOさかい観光局(福井県坂井市)などと観光連携協定を結ぶなど尽力。「新会長とともに、皆さんの知見を活かして協力し、会を盛り上げていってほしい」と期待を込めた。

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軽井沢観光協会の前会長土屋芳春さん(右)から、会長を引き継いだ大雲芳樹さん(左)。

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