旧北軽井沢小の校舎を活用し、来年4月開校の小学校・プリスクール 地元説明会開く

 長野原町の旧北軽井沢小学校の校舎を活用し、2026年4月に開校予定の株式会社立の小学校・プリスクール「LCAきたかる森のインター」の地元説明会が7月26日、「オークワテラス(旧応桑小学校)」で開かれた。学校を設立・運営するエデューレエルシーエー(神奈川県相模原市)会長で、LCA国際学園長の山口紀生さんと、萩原睦男長野原町長が、学校の特色や地域との関わり方などについて話し、参加した約40人の住民らの質問にも答えた。

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 学校は1クラス15人で外国人の担任を含む3人の教諭を配置。国語以外の授業は英語で行い「習って練習して使うの三拍子で、英語を喋れるようにする」と山口学園長。日本の教育カリキュラムに基づく「一条校」だが、積極的に校外で学習するなど独自のカリキュラムも導入する。「長野原町全部が学校。農業でも楽器作りでも、町のプロのところにマイクロバスで出かけて学びにいく」という。

 長野原町は24年8月、空き校舎を活用する公募型プロポーザルを行い同社を選定。株式会社による学校設置を可能にするため、国に「教育特区」の申請を行い12月に認可された。萩原町長は「町外からきた子どもや親御さんだけの学校ではなく、地域に完全に開かれた学校にしていきたい」と思いを込めた。

 学園内に誰でも自由に行き来できるカフェを設け、放課後に週2回、地元の子ども向けに格安の英会話教室も開く考えだ。初年度は新1、2年生(複式1クラス)約15人と、プリスクール(年少〜年長)15人を募集する。

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入園・入学を検討している保護者向けの学校説明会を軽井沢町観光振興センターで8/11(月・祝)13:30〜15:00、9/23(火・祝)10:00〜11:30に開催。オンライン説明会は8/20(水)19:00〜、8/28(木)19:00〜、9/3(水)15:00〜。次の出願受付は9/29(月)〜。

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