旧三笠ホテルがリニューアルオープン
4年6ヵ月に及ぶ改修工事が行われていた旧三笠ホテルが、10月1日に一般公開された。
午前中に行われた式典では、80人ほどの関係者や来賓が参加。土屋三千夫町長や杉尾ひでや参議院議員らによるテープカットで、同ホテルの新たな幕開けを祝った。
「軽井沢の鹿鳴館」と呼ばれた旧三笠ホテルは1905年に建てられた純西洋木造建築。経営者が変わる中で、昭和55年からは町が所有者となり、観光名所として一般公開されていた。耐震や劣化の問題から、2020年に保存修理に着手。改修工事を経て、大正時代の姿に復元された。
今回の工事により、耐震補強やエレベーターの設置、トイレの増築も行なわれ、ミュージアムショップやカフェも併設。展示内容も一新され、模型や解説パネルも新調し、多言語ガイドも導入している。
式典であいさつに立った町長は「旧三笠ホテルが町の文化を担う拠点として、また地域のシンボルとして、町民を始め多くの方に末永く親しまれ、愛される施設になることを願っている」と語った。
