約5年9カ月ぶりに10月1日オープン 重要文化財旧三笠ホテルの内覧会へ
大規模な保存修理工事を終えた、重要文化財旧三笠ホテルが10月1日、約5年9カ月ぶりにリニューアルオープンします。
9月26日、報道機関向けの内覧会に伺いました。
外観や内部の仕上げは、大正末期〜昭和初期のホテルの姿を復元。
当時の資料や建物の痕跡から、施設正面中央と左翼の2カ所に車寄せを再現しています。
破損があった漆喰壁を塗り直し、
ロビーの腰壁に皮付き丸太を、等間隔に縦に配置しています。
ホテルで提供されていたレシピをもとに再現したカレーや、
アップルパイやマドレーヌチーズバーガーなどの軽食を味わえるカフェ、
約30種のオリジナルグッズを販売するミュージアムショップも新設。
レトロドレスに着替えて撮影できる貸衣装サービスも。
ウエディングの前撮りや座談会などのイベントに使える2つの貸室は事前予約で利用可能です。
展示室ではホテル創業当時から、令和の大改修に至るまでの変遷を紹介。
工事中に床下から見つかったリノリウムや、開業当時の屋根材なども公開しています。
東側に施設と連結したエレベーター・トイレ棟を増築しバリアフリー対応に。
開館時間は9:00〜17:00(最終入館は16:30まで)。入館料は一般1,000円、小中学生500円(町民は半額)。休館日は水曜(7/15〜10/31は無休)と年末年始。リニューアルオープン当日10月1日の一般公開は14:00〜。




