バス転落事故の遺留品捜索 スマホや財布など見つかる

160217-03.JPG 軽井沢警察署は2月18日、スキーバス転落事故の現場で捜査員8人を動員して遺留品を捜索した。現場での大掛かりな捜索は事故当日、バスを撤去した直後に実施して以来2度目。事故後に降った雪の上から遺留品を踏んでしまう恐れがあったため、雪がおおむね解けたこの日に実施された。

 捜査員は13時50分から15時20分まで、熊手やスコップを使って土や雪、落ち葉をかき分けるなどして遺留品を探した。遺族や所有者から要望があったスマートフォン、音楽プレーヤー、財布のほか、捜索の予定にはなかった「メガネのようなもの」も、車体が横転していた付近で発見された。遺留品は軽井沢署で保管し、本人のものかどうか確認が取れ次第、随時返還する。

 捜索にあたった軽井沢署交通課長の塩入一清警部は「土にオイルの匂いが染み込んでいて、いまだに事故の生々しさが残っている」。遺留品のほかにバスの窓ガラスも多く見つかっていて、「思った以上に遠くに飛ばされていた」という。

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