バス転落事故 2度目の捜索で、新たに遺留品10点回収

160331.JPG スキー客ら15人が死亡した軽井沢町のバス転落事故で、長野県警は3月31日、現場で2月18日以来2度目となる遺留品の捜索を行い、イヤホンや軍手、靴、マグライト、給油カード、スカート各1点とペン4点の計10点を回収した。見つかったものは軽井沢署で保管し、本人のものかどうか確認でき次第、遺族や乗客に返却する。

 「まだ見つかっていない所持品がある」という遺族らからの声を受け、雪解けを待ってこの日に実施した。軽井沢署員ら8人が14時半から16時半まで、バスが衝突した木の周辺の斜面などを捜索。今回は初めて金属探知機を導入し、反応があった場所で土を掘って探した。

 前回に続き、捜索にあたった軽井沢署交通課長の塩入一清警部は「凍っていた土が溶け、前回より掘りやすかった。バスのガラス片や座席の取っ手なども見つかり、いまだに事故の生々しさが残っている」と話した。2月18日の捜索で見つかったスマートフォンや、音楽プレーヤー、財布など8点のうち5点は持ち主や遺族に返却されている。

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