「軽井沢と大槌の新たな架け橋に」岩手県大槌町訪問の児童・生徒、思い語る

160727.JPG 軽井沢町が継続支援する東日本大震災の被災地、岩手県大槌町を訪問する町内3小学校の児童、軽井沢中学校の生徒がこのほど、「大槌町派遣研修結団式」を開いた。児童、生徒の代表が研修への意気込みを語り、保護者や町の関係者らが耳を傾けた。

 軽井沢町の児童・生徒の大槌町訪問は、2014年から3回目。3小学校から児童3人ずつと、軽井沢中学校の生徒会役員9人の計18人が7月29日から31日まで、大槌町に滞在する。児童らは小中一貫校「大槌学園」中学部を訪問し現地の生徒らと交流。資源物回収や寄付で集めた資金をもとに、軽井沢彫で制作した大槌学園の校章も贈呈する。また、大槌町の震災後のまちづくりに携わる「一般社団法人おらが大槌夢広場」の語り部の案内で大槌町内を巡り、30日に行われる「吉里吉里海と森の映画祭」にも参加する。

 藤巻進町長は「震災から5年が過ぎた今の大槌を自分の目で見てきてほしい。積極的に声をかけて、多くの人に話を聞いてきて」とアドバイス。軽井沢中部小学校児童会長のボルジャ・ダグラスさんは「震災のとき一番大変だったことは何か、今、僕ら子どもたちができることは何か。聞いて学んで軽井沢で震災が起こったときに、どうすべきか考えたい」。軽井沢中学校生徒会長の内田準ノ介さんは「大槌の皆さんとの絆を深め、軽井沢町とを結ぶ新たな架け橋となれるよう努めたい」と思いを述べた。

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