混雑解消へ 町道借宿バイパス線開通

181226_01.JPG 軽井沢町が整備を進めていた、町道借宿バイパス線が12月25日に開通した。追分の木もれ陽の里交差点東側と国道18号バイパスをつなぐ約1.4km。朝晩を中心に通勤車両で混雑する借宿集落内の交通量削減が目的。災害発生時の代替路線としても活用する。

 町は2011年度からルート検討、用地取得を進め、14年度に着工。18号バイパスと合流する手前に、町内2カ所目となる直径30mのラウンドアバウトを設置。スロープの下りには、地中熱を利用した融雪装置を整備した。総事業費は約16億6500万円(工事費約11億6500万円、用地費等約5億円)。国の社会資本整備総合交付金3億4千万円を利用した。

 開通記念式典で、藤巻進町長は「町がより一層発展することを願うとともに、更なる魅力的なまちづくりを進めたい」とあいさつした。
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 一方、県道信濃追分停車場線(信濃追分駅前~借宿小諸線交点)の改良事業は、県佐久建設事務所が2017年度から22年度の予定で進めている。計画では、しなの鉄道に架かる倉賀橋を東側へ斜めに架け替え、ルートを南側に線形改良し、歩道も設置する。

 県佐久建設事務所長の市岡進さんは「完成のあかつきには、借宿バイパスと一体となって、生活道路としての利便性向上、観光シーズンの渋滞解消に大きく寄与できると考えている」と話した。

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