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軽井沢新聞 > トピックス 最新号 > 2014 No.136
軽井沢新聞 トピックス

現存最古の明治の洋和館別荘、

三井別荘を公開。活用法も募集

三井別荘
 軽井沢に現存する最古の洋和館別荘・三井三郎助別荘について、所有者が今後の活用法を公募することに決めた。公募にあたり、11月2日に一般公開される。三井三郎助別荘は明治33年に建てられ、現天皇陛下やインドの詩人タゴールなどにも所縁ある歴史的別荘。内部には明治期の家具や絹のブラインド、当時としては珍しい水洗トイレなどが保存されている。別荘は100年以上三井家が所有。2009年に町への寄贈話が持ち上がったがまとまらず、その後取り壊しが懸念されてきた。長年この別荘の保存を訴えてきた日本女子大学の増渕名誉教授は「町による保存の実現性も現時点でさほど期待できず、民間の力で保存し活用する可能性を検討することも必要では」と語っている。
見学希望は要予約。お問い合わせTEL.050-5835-0554

軽井沢と大槌の小中学生

2町行き来し交流盛んに

軽井沢と大槌の小中学生
大槌中語り部による講演後、軽井沢中学代表者が
お礼の言葉を述べた。
 8月に東日本大震災被災地の岩手県大槌町をバスツアーで訪れた軽井沢町内の小中学生22人が9月16日、現地での活動や感じたことについて報告会で発表した。
 報告によると、小中学生は大槌町の児童らとキャンプをするなど交流し、大槌川の清掃も体験した。児童の一人は大槌川について「震災から3年以上経っているのに、津波で流されたものが沢山あった」と報告。別の生徒は「今回のバスツアーを通じ、生きていることのありがたさを感じた。一日一日を大切に生きたい」と話した。
 また、大槌中学の生徒7人が9月26日、軽井沢中学の文化祭「からまつ祭」を訪問。全校生徒の前で、震災から学校再開までの道のりなどを写真とともに紹介。「スクールバスや机など、沢山の支援のお陰で、楽しい学校生活を送れている」と感謝の気持ちを表した。一方で、「住宅の建設や鉄道の復旧はまだ進んでいない。震災前よりも活気のある街として、復興、再生することを願う」と語っていた。大槌町の海産物や菓子などの物産販売では、軽井沢中の保護者に交り、大槌中の生徒も接客した。

住宅地地価 町内5地点で上昇

 長野県は、9月18日に県内の基準地価(7月1日時点)を発表した。県内での上昇地点は軽井沢町の住宅地5地点のみだった。町内住宅地の平均変動率は前年から1.3%上がり、商業地は全3地点が横ばい。町全体では0.9%の上昇となった。

憲法96条の発議要件緩和に反対の意見書可決

 軽井沢町議会は9月会議最終日の9月26日、憲法96条の発議要件緩和に反対する意見書案を全会一致で可決した。意見書は反対理由について「改正発議要件を3分の2以上から過半数に改正すると、日本国憲法の改正発議は一般法律並みに容易になる」とした。内閣総理大臣、衆参両議院議長に提出する。集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し、閣議決定にもとづく法整備等を行わないよう国に意見書を提出することを求める請願は賛成少数で不採択とした。

今夏の観光客数、軽井沢は8.2%増

今夏の観光客数、軽井沢は8.2%増
 長野県観光部は10月6日、夏季(7~8月の2カ月)の観光動向を発表した。軽井沢高原への観光客数は386万2千人で、昨年の357万人から8.2%増。県は、軽井沢プリンスショッピングプラザが増床オープンしたことを増加理由に挙げている。県内の他の観光地は天候不順などの影響で、大幅に減少したところが多く、主な観光地55カ所ののべ利用者数は1791万7千人で対前年比7.1%減だった。

里親を待つ、犬や猫の譲渡会

里親を待つ、犬や猫の譲渡会
 長野県佐久保健福祉事務所などが主催する「犬猫譲渡会」が11月9日、佐久保健所犬舎前で行われる。保健所に収容中の犬猫のほか、ペット殺処分ゼロを目指し活動する「軽井沢ドッグレスキュー」の保護犬も集まる。小型犬も多数参加予定。時間は12時~14時。
TEL.0267-63-4191(佐久保健福祉事務所)

仮装した子ども300人を募集

「軽井沢ハロウィン2014」

「軽井沢ハロウィン2014」
 旧軽井沢銀座、軽井沢プリンスショッピングプラザ、塩沢エリア、ハルニレテラスなど、町内全域を舞台に10月25日行われる「軽井沢ハロウィン」で、実行委員会が参加する小学生以下の子ども300人を募集している。仮装をして参加店舗を回り、「ハッピーハロウィン!」と声をかけると、お菓子がもらえる。「仮装した子どもたちで町をいっぱいにしたいので、大勢の方に参加してほしい」と主催者。参加店舗は150を予定。参加費は子ども一人につき1,000円。当日は巡回バスが走る。公式HPから事前申し込みが必要。実施時間は11時~17時。
TEL.0267-41-2501(運営事務局)

「風土の持つ味わい」を体感し、

食材の奥深さを学ぶ

風土の持つ味わい
 地域の食の魅力を体感するイベント「軽井沢ガストロノミーサロン」が9月18日、星野リゾート主催で行われた。マスコミ関係者が参加し「原種・在来種」をテーマに、菅平のダボス牧場や東御市のワイナリーなどを巡った。手作り肥料で育った牛や豚を見学し、土に埋めて焼く料理の原点「縄文時代の料理」をブドウ畑の中で楽しんだ。午後はホテルブレストンコートで生産者たちの熱のこもった話を聞き、市販の肉と牧場の肉を食べ比べ、その違いを実感した。夜は浜田統之シェフが地元の素材の持ち味を引き出すフレンチを披露。参加者たちは、様々な体験を通して食の「安全」や「本物の味」など信州食材の奥深さを学んだ。

ポルトガル、アルジェリアの

世界遺産を紹介する講演会

風土の持つ味わいポルトガル・ベレンの塔
 「世界遺産信州軽井沢倶楽部」が11月3日、講演会と交流会をくつかけテラスで開く。同倶楽部は世界遺産について学び、交流するのを目的に今年7月に発足。会員は町内外の50人。2回目となる今回の講演会は、ポルトガル、アルジェリアの世界遺産について、世界遺産世田谷倶楽部代表の志水武雄さん、アルジェリア大使館二等書記官のリアド・サイードさんがそれぞれ紹介する。会員以外も参加可能で講演会終了後は、ティーパーティーも行う。
参加費は1,000円。要予約。TEL.025-228-7600(半内)

軽井沢夏の美談

協力し迷い犬の飼い主見つける

協力し迷い犬の飼い主見つける
 8月末、一匹の迷い犬が雲場池近くの別荘敷地内で保護された。困った別荘主から犬を託された飲食店オーナー竹内功さんは、すぐに軽井沢警察署と町役場に連絡、近隣を持ち回っている郵便局職員にも協力してもらった。翌日飼い主から役場に連絡があり、犬は迷っていた別荘のすぐ近くの家に無事送り届けられた。長年可愛がっていた18才の犬・ダンロを亡くしたばかりだった竹内さん。雨の中飼い主探しをしたせいか、その後38.6度の高熱が出てしまった。「ダンロが『この子の飼い主を探してあげて』って言っているような気がしてね。行政や近隣の人達みんなが真剣に取り合ってくれて、フェイスブックに犬の写真を載せて飼い主を探してくれた人もいたんだよ」と嬉しそうだった。
軽井沢新聞 トピックス

内田康夫さん最新作

『遺譜 浅見光彦最後の事件 上・下』

内田康夫 角川書店 定価1,700 円(税別)
『遺譜 浅見光彦最後の事件 上・下』
 浅見光彦シリーズ待望の最新作。軽井沢で開かれた34歳の誕生日パーティーで、ある依頼を受けたことから物語が動き出す。謎が謎を呼び、日本とドイツ・オーストリアを舞台に、歴史をひも解きながら今回も浅見が大活躍する。

<著者コメント>
 「永遠の33歳」のはずの浅見光彦が、ついに一つ年を重ねます。舞台は軽井沢、神戸、ドイツ、オーストリア――。34歳の浅見光彦と96歳の老人の間で交わされる、「戦後、日本人が失ったもの」の会話。そこから、皆さんにも何かを考えてもらえたら、エンターテインメント以上の価値をこの本に見出していただけること請け合いです。そして、浅見は結婚するのか、探偵業は辞めてしまうのかという重大な決断にも注目してください。

吉村祐美さん最新作

『高原の街 軽井沢 異人館のある街 神戸』

吉村祐美 VNC 定価1,300円(税別)
『高原の街 軽井沢 異人館のある街 神戸』
 文芸評論家の著者が夏を過ごす軽井沢と、生まれ育った神戸について綴った珠玉のエッセイ集。独自の視点で切り取った風景描写を織り交ぜつつ、軽井沢の美術館や神戸の名所の魅力を伝えている。文学、絵画、服飾…とテーマも幅広い。

<著者コメント>
 軽井沢の深い鮮やかなブルーの空と、素敵なメロディーで梢をわたっていく風に心魅せられ、神戸と行き来するようになって15年。エッセイを書くときは、音楽と絵画、文学と風景の4つを融合して一つの作品にまとめることを心がけています。自分の書いた文章で、読者を傷つけてはいけないと思うので、専門の文芸評論より神経質になりますね。この本が、寂しい思いをされている方に、ちょっとでも心の慰めになれたら、と思っています。

編集部おすすめ

『無花果の森』

小池真理子 日本経済新聞社 定価1,800円(税別)
『無花果の森』 小池真理子
 新聞連載当時から「舞台となった『岐阜大崖』って何処?」「このさびれた街は私の町らしい」などネット上を賑わせた作品。主人公が逃亡し別の人生を生きる話で、平成23年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、今年映画化もされた。登場人物それぞれが個性あふれ、魅力的に描かれている。特に、口は悪いが心根の優しい80歳の画家・八重子は秀逸だ。映画では江波杏子が演じているのを見て小池さんは「書いた時のイメージと違い、映画では美しい八重子」で驚いたそう。映画は原作と少し違っているので、まずは原作をじっくりと味わって。(S記者)

編集部おすすめ

『僕はひとりで 夜がひろがる』

詩 立原道造 画 魚喃キリコ PARCO出版 定価1,600円(税別)
『僕はひとりで 夜がひろがる』
 毎夏、滞在した浅間山麓で多くの作品を生み、24年8ヶ月で世を去った立原道造の詩と、漫画家として活躍するキリコさんの描き下ろし挿画を収録したオリジナル詩集。今年で生誕100年を迎え、今なお愛され続ける立原の言葉と、彼の作品を愛読してきた魚喃さんのデッサンのようなイラストのコラボレーションが新しい。詩に親しんでいない人や、立原を知らない人でも手に取りやすい。和綴じのようなユニークな装丁も含め、手元に置きたくなる一冊。(A記者)

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