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軽井沢新聞 > トピックス 最新号
軽井沢新聞 トピックス

お年寄りの記憶を記録し、次世代に

「軽井沢・聞き取り物語」始動

軽井沢・聞き取り物語
軽井沢郵便局に勤務した軽井沢ナショナルトラストの
元会長中島松樹さんに聞き取り。別荘番号が付けられ
るようになったいきさつや、住民の暮らしぶりなどにつ
いて聞いた。
 昭和30年代以前の軽井沢を知る町内のお年寄りなどから聞いた話を文章にまとめ、次世代に伝えようと、町民有志「軽井沢・聞き取り物語実行委員会」が4月から聞き取りを行っている。「それぞれの中に記憶を眠らせたままでいるのはもったいない」と、昨年12月にプロジェクトを立ち上げた。
 委員会メンバーは7人。3グループに分かれ、4月から7月末までに新・旧軽井沢の住民を中心に15人の聞き取りを行った。これから他地区のお年寄りにも範囲を広げていく。聞いた話は文章にまとめ、3年かけて冊子などにまとめる。町が活動費の一部を補助する「みんなの力でつくるまち」の採択事業。
 同会の山岸征男さんは「知らなかった話が次から次へ聞けて興味深い。一昔前の軽井沢を知っている方や、写真を持っている方は、ぜひお話を聞かせてほしい」と呼びかけている。TEL090-4457-0752(工藤)

軽井沢の歴史を伝える洋館別荘

宣教師ゆかりのコテージ、登録有形文化財に

宣教師ゆかりのコテージ、登録有形文化財に
土管煙突の暖炉がある旧ハミルトン&ハード軽井沢コ
テージ。
 旧軽井沢の別荘地にある旧ハミルトン&ハード軽井沢コテージが、登録有形文化財として9月に告示される見込みとなった。このコテージは、軽井沢ナショナルトラスト会員でもある隣地の別荘所有者が、売りに出されていることを知り「由緒ある別荘に違いない。買った人は壊してしまうかもしれない」と9年前に購入した。自力で調査し、ヴォーリズ建築であることがわかり、設計図も発見された。この辺り一帯は軽井沢の村長さんと親しまれた宣教師ダニエル・ノルマンが所有していた土地で、コテージは1932年頃に東洋英和女学院の校長を務めたフランシス・ハミルトンと教師のヘレン・ハードが建てたものだということがわかった。その後は、新渡戸稲造や山田耕筰と交流もあるオルガニストのエドワード・ガントレットが所有し、子孫に引き継がれてきた。
 所有者はこうした歴史を大切に思い、老朽化した部分は自費で修復し保存に努めてきた。公開の予定はないが、「今後も大切に保存していきたい」と話している。軽井沢の国登録有形文化財はこれで9棟目となる。

谷川俊太郎さん、北軽井沢の思い出を語る

谷川俊太郎さん、北軽井沢の思い出を語る
文化講座を行った谷川俊太郎さんと正津勉さん。
 中軽井沢図書館は7月11日、詩人の谷川俊太郎さんを招き、文化講座「軽井沢の詩をめぐって」を開いた。詩人の正津勉さんが聞き手を務め、谷川さんが別荘のある北軽井沢で過ごした思い出などについて語った。浅間高原を舞台にした作品や、昨年発表した追悼詩集「悼む詩」の中の作品も朗読。会場には約80人が訪れた。
 谷川さんは北軽井沢の幼い頃の思い出について「草軽鉄道の駅を下りると、なぜかアメ車のオープンカーが止まっているんですね。これがタクシーなんですよ。車が好きだったものだから、それがすごく嬉しかった」。
 北軽井沢で交流した作家の野上弥生子さんについては「私が赤ん坊の頃からの付き合いで、頭の上がらない存在。すぐお説教するんですよ。僕が書いた詩にいちいち言うわけ。あの人社会派だったから、社会的な詩を書いていないのが不満だったみたい」などと話していた。

宿泊施設のリニューアル、リブランド

GHQゆかりの品が見つかる
ファミリー層獲得へ
 軽井沢プリンスホテルはイーストのコテージの一部をリニューアルし、7月17日から営業を始めた。北陸新幹線開業、円安などで、国内外から来訪客が増加すると見込み、ファミリー層の取り込みに力を入れる。
 コテージ全92棟中27棟の外壁を塗り替え、親子で一緒に入浴できるバスタブやエアコンディショナーを導入。6棟には、二段ベッドや遊具なども設置した。同社の広報担当者は「ファミリーが利用しやすいよう、今後も機能向上に努めたい」と話している。



GHQゆかりの品が見つかる
一組に一人の客室係
 昨年6月より旧軽井沢ホテルを運営する「アゴーラ・ホスピタリティーズ」(東京都港区)は7月11日、客室、レストラン、宴会場など内部を全面改装しリブランドオープン。「Socialitesのための飾らない時間」をコンセプトに掲げ、一組に一人の客室係がつくバトラーサービスを導入。滞在費などの売り上げの一部を各種支援団体に寄付する取り組みも実施する。宿泊は1泊1人29800円~(1部屋2名利用時、2食付き)。
 同社の浅生亜也代表取締役社長は「日常から一線を画すのではなく、日常の延長線という位置づけでホテルを利用してほしい」と話していた。

軽井沢の蝶追い続けて40年

129種の蝶が舞う写真集を出版

129種の蝶が舞う写真集を出版
写真集を手にする栗岩さん。
 町内在住の栗岩竜雄さんが、軽井沢で見られる蝶を撮影・記録した『軽井沢の蝶 20000分の1の視点』(ほおずき書籍)を刊行した。
 栗岩さんは軽井沢町出身。小学4年生で昆虫クラブに入部して以来40年以上、蝶の観察を続けてきた。1987年に仕事でカメラを使用するようになり、軽井沢に生息する蝶の撮影を始めた。書籍には軽井沢で確認された129種の蝶の写真1122点を収録。環境の変化に伴い、現在では見ることが難しくなった蝶、環境省と長野県が定めたレッドリストに該当する蝶もあるという。「それぞれの写真を撮った時の体験談も盛り込んだ内容で、写真集でもあり自分史でもある」と栗岩さん。平安堂軽井沢店をはじめとする県内書店などで取り扱っている。全カラー255ページ、定価3000円。

戦時中の歴史伝える「深山荘」

内部を初公開へ

深山荘内部初公開
一般公開される深山荘。
 町指定文化財の「旧スイス公使館深山荘」が8月22日、初めて一般に公開される。同建築は1942年、貸別荘施設として建設され、1944年に軽井沢が外国人疎開地となった際にはスイス公使館として使われた。戦後は大学寮として長年使用され、その後不動産業者の手に渡った。一時取り壊しの危機に瀕したこともあったが、2007年に町が購入。今年1月には町の文化財指定を受けた。教育委員会と筑波大学が共同で立ち上げた「旧スイス公使館ワークショップ実行委員会」が、日瑞学術交流ワークショップの第1回として見学会を企画。同日午後にはシンポジウムを開き、スイス連邦工科大学チューリッヒ校名誉教授のルイ・シュラフバッハさんなどが講演を行う。見学会、シンポジウム共に参加無料。
TEL0267-45-8695(軽井沢町教育委員会)

峠町で発見!変わったトイレ

構想5年、店主のアイデア満載

トイレ
 峠町の「元祖力餅しげのや」のテラスに新設されたトイレが「一風変わっている」と話題だ。カメラを取りに戻り、再度トイレへ向かう人が続出しているという。トイレは店主の水沢貴文さんが5年程前から練っていたアイデアを盛り込んで、業者に依頼し3~4月に作った。ネタバレになるため、詳細の記述は避けるが、特に男子トイレの利用者からは反応が大きく、「開放感がすごい」という人もいれば「何だか落ち着かない」という人も。様々なアイデアを実現していくうち、かかった費用は想定していた金額の2倍に。それでも「喜んでくれる人がいるから嬉しい」と水沢さん。

軽井沢新聞社の番組がFM軽井沢で始まります

軽井沢新聞社の番組がFM軽井沢で始まります。
 8月1日からFM軽井沢でスタートした「ヴィネットの窓辺」。軽井沢新聞社が発行する雑誌「軽井沢ヴィネット」の編集長が、軽井沢にゆかりあるゲストと繰り広げるトーク番組です。最新の軽井沢のグルメやショップ情報もお届けします。

放送日:毎週土曜日17:00~17:30
(9月以降は第1・3土曜日17:00~17:30)
FM軽井沢 77.5MHz
インターネットでも聴けます(詳しくはFM軽井沢のHPで)

世界遺産テーマに2氏講演

 世界遺産信州軽井沢倶楽部が8月23日、町中央公民館で第四回講演会を開く。同倶楽部の理事長で世界遺産検定マイスターの志水武雄さんと環境アーチストのサイヒロコさんが講演し、終了後は交流会もある。講演テーマは志水さんが「日光東照宮ー平和の砦」、サイさんが「世界文化遺産『理想都市』のなかにSAI環境四次元ミュージアム制作」。

日時:8/23(日)13:30~
場所:軽井沢町中央公民館
参加費:一般1000円(学生無料)
TEL0267-45-5368(長谷川)

カード利用でギフト券などプレゼント

 クレディセゾンは8月1日から9月30日まで軽井沢町内の対象施設・エリアで、セゾンカード、UCカード、JCBカードを利用した人の中から、抽選で139人にギフトカードなどが当たるキャンペーンを行う。申し込み不要で、カード利用金額合計5000円を1口として抽選する。

対象施設:軽井沢プリンスホテル、軽井沢・プリンスショッピングプラザ、軽井沢72ゴルフ、旧・新軽井沢エリア。

猫の里親探しのボランティア

「そらねこ会」

そらねこ会 中澤みどりさん「買っている人は、動
物が最後を迎えるまで養ってほしいですね」
先月号「ペットのページ」で紹介できなかった「そらねこ会」をpick up!
 2年前にそらねこ会を立ち上げた中澤みどりさんは約20匹の猫を保護している。「佐久市は殺処分がかなり減った。 行政が頑張っているのと、ボランティア活動が盛んだからこそ。ボランティアを始めた頃より、活動への理解も深まっている」と話す。里親は口コミ、知人からの紹介が多いが、行政とボランティア団体が連携して年2回行う「犬猫譲渡会」には200名近い人が訪れるという。
「そらねこ会」連絡先TEL090-2437-1650(中澤)

涼しい軽井沢、暑い軽井沢

涼しい軽井沢、暑い軽井沢
 今年も観光客や別荘客でにぎわう夏がやってきた。7月26日には最高気温31.9℃を記録。いつになくあつ~い軽井沢の気温に「これでも避暑地?!」と驚く人も。
 それでも都会より涼しいのは確かだが、「いや、もっと涼しい軽井沢があるはず」と、軽井沢のあちこちを回り、M記者が涼しい軽井沢の夏を探してみた。

暑い軽井沢はここ
 やはり暑いのは、アスファルトにおおわれた広い道路。しかも街路樹がなかったり、あっても小さかったり、葉が少ない木だったりすると太陽をさえぎれず暑い。特に注意したいのは車が並ぶ駐車場だ。

涼しい軽井沢はここ
 大きな木が立ち並ぶ別荘地の道は、そよ風が吹きぬけ涼しさ抜群。旧軽井沢銀座は暑いが、ショー記念礼拝堂まで行くと大きな木があり、木陰は涼しい。中軽井沢では「湯川ふるさと公園」の木道(もくどう)がおすすめ。

そよ風が吹くから、木陰は涼しい 大きな木の下にはそよ風が渡る。それはなぜ?意外とみんな知らないけど、聞けばナットク。それは「木の上の暑い温度と木陰の涼風の温度差で対流ができるから」。

軽井沢web

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