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軽井沢に移住した音楽家夫妻、 森の中で創作に励む

ギタリスト渡辺香津美 さん ピアニスト谷川公子 さん

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 ピアニストの谷川公子さんが、公私ともにパートナーで、世界的ギタリストの渡辺香津美さんと2007年に結成したユニット「Castle in the Air」。ライブで各地を回るかたわら、「火垂るの墓(実写)」「こどもしょくどう」などの映画音楽も手がけている。活動の根底にあるテーマは、音楽による社会貢献だ。

 「過疎の村を応援したり、平和へのメッセージを音楽で発信したり、少しでも役に立つ活動がしたいというスタンスで取り組んでいます」

 渡辺さんは1971年、17歳でデビュー。79年に坂本龍一さん、矢野顕子さんらと結成した「KYLYN(キリン)」は、伝説的バンドとして今も語りぐさに。その後、YMOのワールドツアーに参加。ジャズ・フュージョンの旗手として、国内外の名だたるミュージシャンと共演してきた。

 「KYLYNはそれぞれのやりたい音楽が一つのうねりになってできたバンド。ボーダーレスで、プレーを気に入れば一緒にやるという時代。エネルギッシュでしたね」と振り返る。

 谷川さんが2018年6月、軽井沢にピアノの師匠である加古隆さんを訪ね、森での暮らしに魅了され移住を決意。直後から土地探しに通い〈わがままいっぱい設計図〉を工務店に持ち込んで19年末、住居兼スタジオが完成した。当初は新浦安市のスタジオと半々生活を考えていた渡辺さんも、「朝の空気がまるで違う」と軽井沢にべったり。

 「薪をくべて、ストーブの火を見ていると、今までの人生はこのためにあったんじゃないかと思うくらい、幸せな気持ちになるんです」

 新型コロナウイルスの影響を受け、予定されていたライブが次々中止に。それでも、谷川さんは「新しいことを勉強する時間」ととらえ前向きだ。

 「音楽以外のことを学んだり、旅行の写真を見返したり、自分の内側を見つめる時間をもらったと思っています。世の中の動きと呼応して、やることも見えてくるはず」

 渡辺さんは来年、デビューから50周年を迎える。

 「下の世代と交流しながら、コンサートできる機会を増やしたいですね。あと、気に入ったギターを森の中に持ち出して、思いつくまま弾いて配信することも考えています」

 新たなサウンドが森から届けられる日も、そう遠くはないはずだ。
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