


山野草のタネプレゼントで 植物をより身近に

「植物への関心を持ってほしい」と、軽井沢町植物園が今年も山野草のタネを来園者に配っている。場所の確保が難しく苗から育てられない人でも、プランターでの栽培ができ育てやすいと好評だ。今年配布されるのはオミナエシ、キキョウ、ヤマユリ、レンゲショウマの4種類。これらは10月頃から職員が植物園内で採取したものだ。「植物をタネから育てると、芽吹きから見ることができます。水やりや置き場所を考えるなど、実際に栽培することで植物に深い興味を持ってもらいたい」と園長の新井さんは話す。
また、遺伝子攪乱の恐れがあるため、タネや苗を自然の中に播いたり植栽をしないように植物園は呼び掛けている。町内の庭などで育てることが大切だ。
また、遺伝子攪乱の恐れがあるため、タネや苗を自然の中に播いたり植栽をしないように植物園は呼び掛けている。町内の庭などで育てることが大切だ。
佐久IC―碓氷軽井沢IC、本来の4車線へ
昨年10月の台風19号災害の影響で、対面通行が続いていた佐久IC--碓氷軽井沢ICの一部区間が4月3日、全面復旧し、本来の4車線通行に戻った。
バロック時代のパイプオルガン、 ヴィラセシリア音楽堂に
音楽ホールのヴィラセシリア音楽堂は5月4・5日に、新たに設置されたバロック様式の小型オルガンを使って記念コンサートを開く。イタリアから2月に取り寄せたオルガンは横1m、縦3m程。主宰のオルガニスト和田純子さんは「このタイプのバロック様式のオルガンは日本で見たことがない」と話す。ケースはイタリアの木材で1810年に作られたキャビネットを使用。同音楽堂に以前からあるルネッサンス様式のパイプオルガンでは調律法の違いから、バロック時代の曲の音を奏でることはできなかった。「バッハなどの曲を弾けるようになった。音色の違いと柔らかな木管の響きを楽しんでほしい」と和田さん。
なおやマンさん呼びかけ 聖火の代わりに、製菓でリレー
本来であれば、聖火が軽井沢を走る予定だった4月2日、佐久市子ども未来館館長で軽井沢町在住のなおやマン(島崎直也さん)の呼びかけにより、好きな菓子を作ってツイッターに写真をアップする企画が行われた。「♯製菓リレー」のハッシュタグで、タイムラインには趣向を凝らした様々な手づくり菓子が並んだ。その後も県内にとどまらず、「♯製菓リレー」で投稿する人が続き全国的に広がりを見せている。
ICカード導入で 小銭の不便さを解消
3月25日から西武観光バスが運行する路線バスでICカードが利用できるようになった。使えるのはパスモやSuicaなどの交通系ICカードで、区間は軽井沢駅から草津温泉を結ぶ軽井沢・万座・草津地区の路線バスと、軽井沢町内循環バスの東廻り線と南廻り線。「全国から訪れる人も多い地域で、インバウンドも増えていることからニーズがあった。お客様に小銭を負担させずに済むので、利便性も向上すると思います」と西武バスの担当者。既に利用者からは便利になったという声も届いているという。パスモは軽井沢営業所で購入可。TEL0267-45-5045(西武観光バス軽井沢営業所)
歴史を物語る建物15軒を認定
令和元年度の「軽井沢ブループラーク」に、15件が認定された。ブループラークは150年前にイギリスで発祥した制度で、歴史的な出来事があった建物や著名人ゆかりの家などに銘板を設置する。軽井沢ブループラークは今年で4回目となり、今年度を含め計95件が認定されている。昨年は神社や公民館、駅舎などが認定され物議を醸したが、今回認定された15件は個人別荘が11件、4件が店舗やギャラリーで、順当な選定と言えそうだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で認定会は行われず、物件のみが公表された。
令和元年度認定物件
令和元年度認定物件
鶴楼:W.M.ヴォーリズ設計の別荘。建物外部の暖炉の石積みの形が鶴の姿を思わせることから鶴楼と呼ばれている。昭和16年建設。
旧菅原通済別荘:昭和の実業家で三悪追放運動や建国記念日審議会などで活躍した菅原通済の別荘。昭和32年建設。

和珈琲:初期フィンランドログハウス。フィンランド大使が宿泊したこともある。昭和50年建築。
・喜山舎:建築家・吉村順三の晩年の設計。
・旧片山廣子別荘:明治期、アメリカ人宣教師ウインが建てた別荘。昭和初期には歌人でアイルランド文学翻訳家の片山廣子が滞在した。
・旧唐堀の離れ(名称以外非公開)
・旧半田善四郎貸別荘:1912年から貸別荘業を始めた半田善四郎の貸別荘。
・旧増田屋住宅:昭和32年まで軽井沢彫家具の製作販売を行っていた増田家。昭和初期の建具が現存している。昭和3年建築。
・佐藤不二男別荘:つるや旅館主だった佐藤不二男が自ら設計。和洋折衷形式。昭和15年建築。
・色後庵:作家・中村真一郎が借りて命名した建物。中村真一郎が書いた看板や本が残されている。
・柴田別荘(名称以外非公開)
・正法適々軒:建築家・白井晟一が東京・中野に建てた家を親交のあった海上雅臣がもらい受け、信濃追分に移築。昭和26年建築、昭和45年に移築。
・永瀬山荘:日本発のアプト式鉄道開通に尽力した永瀬庄吉の山荘。明治44年建築の純日本建築の家を大正8年に移動させた。
・丸寛食堂(旧錦天ぷら):川崎裕が始めた「錦天ぷら」。戦前戦後を通し昭和史に残る各界著名人が通った。昭和3年建築。2011年にリノベされた。
・山屋:昭和28年に創業者・袖山萬蔵が宣教師チャッペルからパンの製法を習い軽井沢駅前に信州初となるパン屋を創業。
・旧片山廣子別荘:明治期、アメリカ人宣教師ウインが建てた別荘。昭和初期には歌人でアイルランド文学翻訳家の片山廣子が滞在した。
・旧唐堀の離れ(名称以外非公開)
・旧半田善四郎貸別荘:1912年から貸別荘業を始めた半田善四郎の貸別荘。
・旧増田屋住宅:昭和32年まで軽井沢彫家具の製作販売を行っていた増田家。昭和初期の建具が現存している。昭和3年建築。
・佐藤不二男別荘:つるや旅館主だった佐藤不二男が自ら設計。和洋折衷形式。昭和15年建築。
・色後庵:作家・中村真一郎が借りて命名した建物。中村真一郎が書いた看板や本が残されている。
・柴田別荘(名称以外非公開)
・正法適々軒:建築家・白井晟一が東京・中野に建てた家を親交のあった海上雅臣がもらい受け、信濃追分に移築。昭和26年建築、昭和45年に移築。
・永瀬山荘:日本発のアプト式鉄道開通に尽力した永瀬庄吉の山荘。明治44年建築の純日本建築の家を大正8年に移動させた。
・丸寛食堂(旧錦天ぷら):川崎裕が始めた「錦天ぷら」。戦前戦後を通し昭和史に残る各界著名人が通った。昭和3年建築。2011年にリノベされた。
・山屋:昭和28年に創業者・袖山萬蔵が宣教師チャッペルからパンの製法を習い軽井沢駅前に信州初となるパン屋を創業。


- No.149(2015年11月)
- No.150・151(2015年12月)
- No.152(2016年2月)
- No.153(2016年3月)
- No.154(2016年4月)
- No.155(2016年5月)
- No.156(2016年6月)
- No.157(2016年7月)
- No.158(2016年8月)
- No.159(2016年9月)
- No.160(2016年10月)
- No.161(2016年11月)
- No.162/163(2016年12月合併号)
- No.164(2017年2月)
- No.165(2017年3月)
- No.166(2017年4月)
- No.167(2017年5月)
- No.168(2017年6月)
- No.169(2017年7月)
- No.170(2017年8月)
- No.172(2017年10月)
- No.173(2017年11月)
- No.174/175(2017年12月合併号)
- No.176(2018年2月)
- No.177(2018年3月)
- No.178(2018年4月)
- No.179(2018年5月)
- No.180(2018年6月)
- No.181(2018年7月)
- No.182(2018年8月)
- No.183(2018年9月)
- No.184(2018年10月)
- No.185(2018年11月)
- No.186/187(2018年12月)
- No.188(2019年2月)
- No.189(2019年3月)
- No.190(2019年4月)
- No.191(2019年5月)
- No.192(2019年6月)
- No.193(2019年7月)
- No.194(2019年8月)
- No.195(2019年9月)
- No.196(2019年10月)
- No.197(2019年11月)
- No.198・199合併号(2019年12月)
- No.200(2020年2月)
- No.201(2020年3月)
- No.202(2020年4月)
- No.203(2020年5月)
- No.204(2020年6月)
- No.205(2020年7月)
- No.206(2020年8月)
- No.207(2020年9月)
- No.208(2020年10月)
- No.209(2020年11月)
- No.210・211(2020年12月)
- No.212(2021年2月)